いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

筑紫洲 (つくしのしま) でもぶどう記録;第1週

2024年03月30日 18時00分00秒 | 草花野菜

▲ 今週のみけちゃん
▼ 筑紫洲 (つくしのしま) でもぶどう記録;第1週

■ 今週の武相境

今週はじめ、武相境を去った。最後の夜は南町田の「万葉の湯」(web site)に泊まった。このあたりは、境川が武蔵の国と相模の国の境を成す、武相境。

▼ 東京・湯河原「万葉の湯」町田(web site


「万葉の湯」(web site)より

宿は東名高速の傍、保土ヶ谷バイパスを眼下とする。


朝ごはんの会場。

■ 今週の「貨物」

猫のみけちゃんを連れて、羽田(東京)から板付(福岡)まで飛行機で行く。みけちゃんは「貨物」扱いで搭乗だ。


板付(福岡)に着いた直後。この網は全日空(ANN)のもので、返さなければならない。というのも、網を外すのに難儀していたので、「網ごとでいいです」と引き取ろうとすると、「いいえ、網は返していただきます」の旨の御返事で気づいた。

▼ 「貨物扱いの動物(ペット)輸送について(国内)」 (ANA web site


上のANAのweb siteより

▼ 羽田にて

▼ ↓ 羽田(東京)⇒板付(福岡)

▼ ↓ 新居にて

朝から、10時間あまりケージに閉じ込められていたみけちゃんは、ケージの蓋を開けても、そのまま固まっていた。

■ 今週のレコンキスタ史跡探訪+アルファ


小倉城

おいらが今週から住む街、北九州市は平城がある。平城かつ天守閣がある城がある街に住むのは初めてだ。これまで住んだことがある仙台は平城ではなく、かつ天守閣もなかった。つくば市には城はなかった。ただし、細川興元(おきもと)の谷田部陣屋があった(愚記事:谷田部細川一万六千石)。ところで、何とこの小倉城の初代城主は細川興元だったというのだ。今週、知った。小倉城を築城したのが細川忠興。細川幽斎の長男。忠興は本陣の中津城に居したので、支城を次男の興元に任せたらしい。

さて、レコンキスタ。小倉城は幕末維新・戊辰戦争より以前に消失した。さらに、戊辰戦争でもやられた。その後は、日本全国の大きな城郭がそうであったように大日本帝国陸軍の駐屯地となり、敗戦後は占領軍・米軍の駐屯地(第24歩兵師団)となった。小倉城址も同様。ただし、米軍が撤退すると(昭和34年;講和後7年も居たのだ![情報元])、すぐに対応。ただし、「大日本帝国」を飛び越えて、反動化し???、江戸藩政時代の小倉城の再建築となった。米軍撤退の3年後には、鉄筋コンクリート製の、小倉城ができた。

■ 今週のレコンキスタ史跡、そのまま?

小倉城庭園(google

 池を巡りながらさまざまな景観が楽しめる「池泉回遊式」庭園で、池面が周囲よりかなり低い、いわゆる「のぞき池」となっているのが特徴です。
 「浮見の庭」ともよばれ、書院の広縁から庭全体を見渡すことができます。(web site)

日本の伝統的な建築様式である書院造りの本格的木造建築物です。
「上段の間」「一の間」「二の間」「取次の間」などからなり、それぞれ18帖の「一の間」と「二の間」は襖と欄間で仕切られ独立した座敷として使用することができます。
また、広縁の一部が池に張り出す「懸造り」になっているので、眼下に広がる庭の眺めが楽しめます。web site

■ 今週の九州

福岡県に来て、初めてみた食品群。ただし、多くが県外の会社だった。でも、九州。


みどり牛乳 九州乳業株式会社

「お城納豆」、「お城とうふ」。丸美屋(web site)と知る。丸美屋は熊本県の納豆メーカーであり、東京都に本社を置くふりかけ等のメーカーについては「丸美屋食品工業」とは違う(wiki)。

リョーユーパン。web site

シロヤ オムレット web site

■ 今週の定食:ぬか炊定食

骨ごと煮たもの。骨は、缶詰のもののように「ホロホロ」ではなく、結構ガチっとしています。しっかり嚙まないと、喉に引っかかってしまうかもしれません。

ぬか炊=ぬかだき:
「ぬか床炊き」とは、いわしやさばを先ず醤油で煮て、最後に床を入れて味付けをする。江戸時代、小倉藩主小笠原公から現在まで伝わる北九州小倉の郷土料理です。
ぬかだきは骨まで柔らかく煮込んであり、まるごと食べることが出来るので、カルシウム摂取も期待できます。また、ぬか床は乳酸菌を多く含んでおり、昔から保存食として重宝され、健康や美容によいと言われています。引用元

■ 今週の九州の半額

九州で知ったもの。ごぼうの天ぷら。ごぼてん。

ごぼう天ぷらはどこで発祥したのでしょうか?

ごぼ天の発祥は明治から戦前まで福岡・天神に店を構えた「おとちゃんうどん(現在は閉店)」が発祥とされています。 ごぼ天が受け入れられた理由は、博多で好まれる軟らかい麺は消化がよくヘルシーで、ごぼうも滋養強壮にいいということから、健康志向が理由ではないかと言われています 情報元

■ 今週の筑豊境

■ 国境

町田市や横浜市と同じく、北九州市にも旧国の国境(くにさかい)が走っている。筑前の国と豊前の国だ。両国は筑豊(ちくほう)という。この地名は聞いたことがある。筑豊炭田(古い!)のちくほうだ。

西日本新聞 なぜ?街の真ん中に「国境」 住宅街の中に突然、大きな石碑 北九州市 福岡県


新しい街でもぶどう記録;第488週(最終週)

2024年03月23日 19時24分47秒 | 草花野菜


積みあがった引越し荷物の上で君臨し睥睨するみけちゃん

▲ 今週のみけちゃん
▼ 新しい街でもぶどう記録;第488週

■ 今週の武相境斜面

■ 今週のキリ番

■ 今週の旧基地外での新規住宅地販売

Google [昭和記念公園隣接 全157区画]

関連愚記事:昭和記念公園2019、砂川口から出て基地外の米軍ハウス(維新もの)を見た

■ 今週の「変」


日変

■ 今週の音曲抜き

白洲正子の実家の樺山伯爵家から由来するひな人形には、五人囃子がいなかった。音曲がないのだ。

■ 今週のレコンキスタ史跡探訪;第一生命ビル 旧マ元総司令部

 
 米英中ソの対日理事会で演説するマ元(マッカーサー元帥)
 

マ元の執務室は、実際には見ることはできない。公開していない。
しかし、ネットで見ることができる;

当社ホームページでは、バーチャルビューでマッカーサー記念室をご覧いただけます。360度お好みの視点から見ることができ、マッカーサー記念室にいるかのような疑似体験が可能です。 リンク ⇒親ページ 

■ 今週の超現実主義(surrealism)と現実、あるいは、戦死

 
《多感な地上》浅原清隆 [1915-1945] (wiki)、 《トリリート》大塚耕二 [1914-1945] (wiki)

シュールレアリズム運動において、詩に続き美術でのそれが日本で始まったのが1928年頃とされる。当時、新規のシュールレアリズムに影響、刺激を受けて制作活動始めた若い画家の少なからずが、こののちの戦争で没したと知る。

板橋区立美術館 『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本

▼ 今週の「オキュパイ」もの、あるいは、物語


《新ニッポン物語》山下菊二



「シュルレアリスムと日本」展 ミニガイド より

参照:《あけぼの村物語》(関連愚記事

 


新しい街でもぶどう記録;第487週

2024年03月16日 18時40分29秒 | 草花野菜


《華ひらく》、猪熊弦一郎と三毛ちゃん

▲ 今週のみけちゃん
▼ 新しい街でもぶどう記録;第487週

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の草木花実

■ 今週のきぼうの人

■ 今週のレコンキスタ史跡探訪

こどもの国(web site

1959年(昭和34年)4月の皇太子殿下(現上皇陛下)のご結婚を記念して、全国から寄せられたお祝い金を基金に、1965年(昭和40年)5月5日のこどもの日に開園しました。旧日本陸軍の国有地が米軍から返還されたのを受けて、国費をはじめ多くの民間企業や団体・個人の協力で整備されました。次世代を担うこどもの健全育成のための施設で、児童福祉法に基づく児童厚生施設です。web site

 ⇒  東京陸軍兵器補給廠田奈填薬所(田奈弾薬庫)

▼ 関連愚記事

ジープに女を乗せて;昭和37年4月30日、現上皇后陛下夫妻(当時皇太子夫妻)

今週のレコンキスタ(失地回復)の確認、あるいは、ずっと「こどもの国」で...。

■ 今週の半額

■ 今週の訳あり

熊本産、八朔、10kg、1,900円

■ 今週の同定

敗戦後、東京の中心部での進駐軍の家族用住宅地、ワシントン・ハイツは現在、代々木公園となっている。その中に唯一残っている当時の住宅が上記(愚記事:ワシントンハイツの残存物)。この建物の「型」がわかった。B-2 Type

まず、この唯一の残存家屋(dependents housing [連合軍家族用住宅]、米軍ハウス)の当時のワシントンハイツでの位置と現在の位置を示す。


黄色矢印が明治神宮本殿、赤矢印が唯一の残存連合軍家族用住宅

この残存しているの平屋であり、上記写真でその家屋の左右にあり垂直に位置している2階建ての住宅とは異なる。これら住宅は DUPLEX A-1aだの、TRIPLEX A-1aだのと型番がある。 そして、唯一の残存連合軍家族用住宅は平屋のB-2 TYPEだ。

B-2 TYPE


間取り

以上、『米太平洋総司令部技術本部設計課設計 DESIGN BRANCH JAPANESE STAFF・商工省工藝指導所編 デペンデント ハウス 連合軍家族用住宅集區 建築篇・家具篇・什器篇  技術資料刊行会発行』、昭和23年、1948年 に載っていた。

■ 今週の労組:全米鉄鋼労働組合(USW)、あるいは、核の恫喝

Google ニュース [全米鉄鋼労働組合(USW)]

USWのデービッド・マッコール国際会長は同労組にとって取引成立に何が必要かを明確に打ち出している。それは、日鉄が全ての労働契約を尊重するという書面による法的合意である。(ソース)

さて、この労組、昔、核の恫喝をした「実績」がある

ソース:年表:広島原爆投下機「エノラ・ゲイ」の戦後

 


新しい街でもぶどう記録;第486週

2024年03月09日 19時55分08秒 | 草花野菜

▲ 今週のみけちゃん
▼ 新しい街でもぶどう記録;第486週

■ 今週のよその猫


都内目黒区碑文谷 八幡さま境内

■ 今週の草木花実

■ 今週のギリシア語

Χαρις:カリス(古希: Χαρις, Charis, Kharis)は、ギリシア神話に登場する優雅、優美さの女神。主に美貌、魅力、創造力を司る。美と優雅である三女神・カリスと通り名が一致している。wiki

■ 今週の「変」:落変

■ 今週の普請中

荻窪の閑静な住宅街にある「荻外荘(てきがいそう)」は、内閣総理大臣を3度務めた政治家・近衞文麿(このえふみまろ)が、昭和12年の第一次内閣期から20年12月の自決に至る期間を過ごし、昭和前期の政治の転換点となる重要な会議を数多く行った場所です。
平成28年3月1日に、こうした歴史を持つ「荻外荘(近衞文麿旧宅)」が、日本政治史上、重要な場所として、国の史跡に指定されました。杉並区 web site

■ 今週の骸骨

 

■ 今週の提灯

■ 今週の餡子


もちふわ宇治抹茶シフォン(むさしの森珈琲)

餡子は道産品(十勝産)の小豆が原料だそうです。

■ 今週のLDP (LiberalDemocrazyParty)=放埓愚民党、あるいは、出戻りの「人殺し」の玄孫さま

 
Google                       Google

■ 今週の米国外交の「黒幕」の交代

 Google [ヌーランド次官退任へ 米国務省]

現在の米国務長官やこのヌーランド、昔はブレジンスキーからオルブライト、そしてキッシンジャーとユダヤ系米国人の米国外交への影響力が強いことは周知。

現在のウクライナ西部は、第一次世界大戦前において、住民の半数近くがユダヤ人だったのだ。この後、ポグロム、ドイツのユダヤ人迫害で駆逐される。(愚記事

このヌーランドは東欧からのユダヤ人の子孫。そして東欧の執着的?関心をもち、アメリカン・デモクラシーの「革命輸出」で米国化をはかり、ロシアを弱体化させようと10数年前のウクライナ「(民主)革命」を「策謀」していると指摘されている。そして、このロシアの弱体化策はロシアへの挑発であり、プーチンはそれに乗ってしまった/断固対決して、ウクライナ侵略となったという認識がある [1]。こういう認識を、米国民主的視点からは、「陰謀論」だとレッテルを貼られている。とまれ、ヌーランドの退場でウクライナ戦争への米国の態度が何かしら変化するのだろう。ロシアとのお話合いの第1歩かもしれない。昔、近衛文麿内閣が松岡洋右外務大臣を更迭して米国に何かしらのメッセージを送ったつもりになったように(????)。

[1] ネオコンはバイデン政権下で「再起動」

■ 今週の展示会

「キリスト教交流史ー宣教師のみた日本、アジアー」

キリスト教」はご存じの通り世界的な宗教ですが、その歴史をさかのぼると、東西の文化交流において重要な役割を担ってきたことに気づきます。はじめは陸路で、大航海時代には海路を使って宣教師たちがアジア諸地域に次々とやってきましたが、反応や受容のあり方は地域ごとに異なるものでした。キリスト教交流史の視点からアジアを眺めることで、かえってアジア各地の多様性や特徴が際立って見えてくることでしょう。東洋文庫は設立時からキリスト教関係の貴重書を豊富に所蔵しており、国内有数の質と量を誇ります。諸言語で編まれた多彩な作品群から、キリスト教を通じた東西交流のあゆみをおいかけてゆきましょう。

ただし、奴隷貿易のことは一言も触れられていなかった。

参考記事: ルシオ・デ・ソウザ、岡美穂子、『大航海時代の日本人奴隷』

 


新しい街でもぶどう記録;第485週

2024年03月02日 18時05分06秒 | 草花野菜

▲ 今週のみけちゃん
▼ 新しい街でもぶどう記録;第485週

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の富士山

■ 今週の筑波山

■ 今週の草木花実

■ 今週の「おこげ」

海鮮熱々おこげ (google , X )

海鮮のうまみがつまった香ばしい餡に揚げたてのサクサクおこげ!音も見た目も食欲をそそり食事がより楽しくなる、おすすめメニューです!(バーミヤン web site

■ 今週の梱包

引越し荷物をつくっている。

 


新しい街でもぶどう記録;第484週

2024年02月24日 19時15分52秒 | 草花野菜

▲ 今週のみけちゃん
▼ 新しい街でもぶどう記録;第484週

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の草木花実

■ 今週の宮城県産

■ 今週の購書

カストリ雑誌と近衛文麿『平和への努力』の2点をyahooオークションで買う。両者とも昭和21年(1946年)刊行。800円(送料300円)と500円(送料300円)。近衛文麿『平和への努力』はAmazonで3,000円を超えている。

カストリ雑誌というものを始めて買った。

カストリ雑誌は、太平洋戦争終結直後の日本で、出版自由化(ただし検閲あり、詳細は下段参照)を機に多数発行された大衆向け娯楽雑誌を指す。

これらは粗悪な用紙に印刷された安価な雑誌で、内容は安直で興味本位なものが多く、エロ(性・性風俗)・グロ(猟奇・犯罪)で特徴付けられる。具体的には、赤線などの色街探訪記事、猟奇事件記事、性生活告白記事、ポルノ小説などのほか、性的興奮を煽る女性の写真や挿絵が掲載された。wiki

昔、1980年代に札幌の古本屋で見たことがあったが、丁寧に放送され、容易く買える値段ではなかった記憶がある。覚えている内容は共産党のゴシップで徳田球一がどうのこうのというものだった。今回買ったカストリ雑誌は『ホープ』(創刊号)という実業の日本社というところから発行されたもの。表紙を開けると新生 日本の使命と題し、賀川豊彦の文章。続いて、「アメリカ兵の一日」となる。

賀川豊彦の文章は、「戦争に敗北したために却って国際的な発言権を獲得したというような例は、 世界の歴史に決して少なくないのであって、 我々は釈迦の例においても あるいは キリストの例においても教えられる点が非常に多い。」で始まり、「もし日本がこの度の敗北により、 文芸復興、宗教改革、 または新しい自然科学の振興などを実現することができるならば、今度の敗戦は日本にとって どれほど大きな幸福となるかは計り知れないものがある。 」と最初の段落を終える。他の執筆者として、辰野隆(wiki)や出隆(wiki)が見える。出隆は、この後、「1948年(昭和23年)、日本共産党に入党。1951年には東大を辞職して東京都知事選挙に無所属で出馬し落選」したことは有名(wiki)。

▶ 近衛の動向のゴシップが載っていた。


この写真の題は「望郷」。

■ 今週の内部:湯島聖堂、大成殿の内部

湯島聖堂の大成殿の中に初めて入った。200円。2019年が最後に湯島聖堂を参拝した。その時は大成殿は開いていなかった。

2019年12月

でも、おいらの愚記事に筑波山麓で湯島聖堂の内部を見る; 『江戸前期の湯島聖堂』がある。

下の画像は今週、湯島聖堂内部での展示。2005年にこういう展示会が2005年にあったのですよと。おいらは、行っただよ。

■ 今週の「子」:鬼龍子


鬼龍子:想像上の聖獣

■ 今週のウェールズ系:グリフィン、あるいは、西洋の想像上の聖獣

横浜の市街地において「グリフィン」と表示された看板を大きく掲げたビルをしばしば見る。これは「グリフィンシリーズで知られる陽光都市開発」(google)という会社のビルとのこと。

さて、「グリフィン」という固有名詞、名前は知っていた。昔自分と同じ研究分野で「グリフィン」という名前の研究者がいて、その人の論文を集めていた。ただ「グリフィン」というのは人の名前なんだなとしか思っていなかった。今週、調べた。何を調べたかったかというと何系の名前であるかを。ヨーロッパ系の名前なのであろうと思うが、どこの国、あるいは、地方の名前であるのか?ググった。わかった。ウェールズ。さらに、「グリフィン」というのは聖獣の名前なのだ。知らなかった。

 


新しい街でもぶどう記録;第483週

2024年02月17日 18時00分00秒 | 草花野菜

▲ 今週のみけちゃん
▼ 新しい街でもぶどう記録;第483週


来る春に備えます

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の草木花実

■ 今週のメタセコイア


横浜市中区山手町の「外交官の家」の横にあるメタセコイア並木。

■ 今週のレコンキスタ史跡訪問@鳥瞰

横浜マリンタワーから山下公園やホテルニューグランドの方面。

①山下公園


今の山下公園の米軍宿舎

■ 今週のレコンキスタ史跡訪問@虫瞰


ホテルニューグランド 

■ 今週のピン抜き


野毛山の横浜市立図書館前

■ 今週のオノマトペ

ピヨピヨフライ [google]。ピヨピヨの由来は鶏肉使用からとのこと。

食べると、ハンペンフライって感じ。サクサク感はない。

■ 今週のオノマトペ2,あるいは、今週知ったこと

半熟卵の黄身がとろり。とろとろではない。とろり。とろとろというと流れ出る感じがする。

とろりは擬態語であり、オノマトペとなる。おいらは、オノマトペはピヨピヨとかザーザーとかクルクルとか同じ音が2回繰り返される擬態語のことと思っていた。違った。繰り返さなくてもオノマトペ=擬態語なのだ。

■ 今週のキリ番

 ブログ開設から7171日。365で割ると、19.6。

■ 今週の訳あり

山形産リンゴ。 10kg, 3,580円。 今季、3度目の訳ありリンゴ。

■ 今週の類似品

 

クロレラ乳酸菌とヤクルトの違い|類似品の比較・摂りすぎの注意点を調査

福岡県に行ったら、マドルなるヤクルトみたいものがあった。

「クロレラ乳酸菌飲料は」クロレラ抽出液を含んだ乳酸菌飲料、

クロレラとは淡水に生息する植物性のプランクトンのこと。 他の植物の何十倍もの光合成能力と繁殖能力を持ち、良質のたんぱく質が多く含まれている。 9種類の必須アミノ酸を全て含み、ビタミン・ミネラルもバランス良く多く含有。 人類の食糧難を解決する「夢の未来食」として注目されている。

■ 今週知ったこと:桐野利秋の札幌訪問@明治4年

幕末の四大人切りのひとり中村半次郎(人切り半次郎 [1])、のちの桐野利秋。西南戦争で、西郷とともに死ぬ。天皇を震怒させた逆賊。

[1] 今日のニュース:この長さ、重さよ…「人斬り半次郎」の愛刀は規格外の大きさだった 鹿児島市・黎明館で展示中 2024/02/17 15:00 (南日本新聞google

愚記事[西郷南洲墓地]より

その桐野利秋が札幌に来たことがあると知る。明治4年とのこと。詳しいことはわからない。ネットでググると、どうやら、屯田兵制度の創設のための調査が目的であったらしい。なお、桐野利秋はクーデター政府(それを明治新政府と呼ぶのも勝手)の軍事部門の構成員について、士族軍隊論を主張したとされる(ソース)。

桐野利秋は、西郷の命を受け明治4年に真駒内~藻岩~琴似を視察、鎮台設置には琴似が適地と復命」(いしかり市民カレッジ 第1回「開拓使の主要人物を輩出した薩摩の旅」

皮肉なことに、桐野利秋ら天皇に弓引く逆賊・叛乱軍を討伐した軍隊には屯田兵も含まれる(愚記事:屯田兵、北へ南へ。あるいは、賊軍・官軍。)。

桐野利秋が札幌に来た明治4年は、すでに島義勇は開拓判官の職を離れて札幌を去っていた。桐野利秋と島義勇が会ったことがあるのか、知り合いだったのかわからない。ただ、ふたりともクーデター政府(それを明治新政府と呼ぶのも勝手)に叛逆し、返り討ちに逢い、殺されるのだ。(関連愚記事:また、君か! 岩村高俊、あるいは、挑発して戦争を惹起させる人)。

 
聖徳記念絵画館展示絵画 
<<北海道巡行屯田兵御覧>> 高村真夫 画、北海道庁献納、通し番号42

桐野利秋は札幌視察で藻岩も廻ったとある。この絵は藻岩山が描かれた山鼻屯田兵村での明治天皇行幸図。明治14年。西南戦争が終わった後だ。

■ 今週の生焼け、あるいは、和製英語

ラパウザ、レアチーズケーキ [メニュー]。 今日も、<荊の簪を挿した御方>様におごってもらった。

▶ レアチーズケーキは英語で「no-bake cheese cake(ノーベイク・チーズケーキ)」といいます


新しい街でもぶどう記録;第482週

2024年02月10日 23時59分00秒 | 草花野菜


▲ 今週のみけちゃん

■ 今週のよその猫


「西の街」で

▼ 新しい街でもぶどう記録;第482週

■ 今週の花

地面に場違いな鮮やかな花が落ちていた。切り花。おそらく、誰かが落としたのだろう。

■ 今週の隔操作

お菓子屋さんのディスプレイ。外にいるお偉いさんの指示で、内側から店員さんが展示品の再配置を行っている。

■ 今週の断面


いちご大福


クリームパン

■ 今週の「乳」


乳と峰って、すごいよね。 ロケットおっぱい ?  Google[乳峰禅寺]

 リンク先 google[乳峰]

■ 今週のキク科の野菜の天ぷら


ごぼう天うどん: 資さんうどん(公式 web site

■ 今週の購書


「体験者が語る 戦後も続いたタコ部屋労働 : 真駒内米軍基地建設工事」、札幌郷土を掘る会、1987年
ヤクオフで500円

愚記事に「いか@タコを思う。」がある。17年前だ。

タコとは、タコ部屋のタコである。タコ部屋とは、特に北海道で行われていた強制労働である。
愚ブログで言及されるキャンプ・クロフォード(札幌市郊外)の建設でもタコ部屋/タコ労働があったとされる。これは1980年代から知られていた。そのキャンプ・クロフォード建設でのタコ労働に関する冊子。「体験者が語る 戦後も続いたタコ部屋労働 : 真駒内米軍基地建設工事」、札幌郷土を掘る会、1987年 (日本の古本屋 品切れ)。


 キャンプ・クロフォード全景


引用元

朝鮮戦争の頃のキャンプ・クロフォード。この建物は現存する ⇒ google 画像

■ 今週の「」付きの空港:「板付」空港、あるいは、レコンキスタ史跡探訪


(旧名)「板付」空港=現、福岡空港

米軍板付空軍基地  敗戦によって旧日本陸軍の席田(むしろだ)飛行場が米軍管轄の板付飛行場(現・福岡空港)となり、周辺の射撃場や訓練場、住宅地区などと合わせて基地を構成した。沖縄が本土復帰した1972年に返還された。読売新聞 web site

 Google map [板付]

「板付」空港は、「厚木」空港と同様「」付きの空港だ。それというのも、「厚木」空港は厚木になく、「板付」空港は板付にはない。上の地図で赤線に囲われた地区の地名が板付。空港の敷地とは別地区。

「板付」空港=現、福岡空港へは10年前に一度行った。ただし、その頃は、「板付」空港を知らなかった。のち、朝鮮戦争に関する資料をみていると Itazuke(板付)がよく出てくる。空軍基地であるこことは文脈からわかったが、どこにあるのかわからなかった。ググるとすぐわかった。現、福岡空港だ。朝鮮戦争の時の前線空軍基地。一方、10代の頃から読んだ文章に板付が出ていた。特に気にすることもなく、読み飛ばしていたのだ。そのことは以前に記事に書いた(板付@1952; 福田恒存『平和論にたいする疑問』への註、あるいは、福田恒存の「演技」について)。2020年。つまり、「板付」空港=現、福岡空港を認識した頃だ。今回はおいらが「板付」空港=現、福岡空港を認識した後の初めての訪問だ。

■ 今週知ったこと;敗戦後もっとも引き揚げ者が上陸したのは博多港


博多港 2024/2/10

博多港は、昭和20年(1945年)の終戦直後、引揚援護港としての指定を受け、約1年5ヶ月にわたり中国東北部や朝鮮半島などから、一般邦人・旧軍人など139万人の人々が博多港に引き揚げてきました。福岡市 web site

■ 今週の初めて見た:「勝共連合の人たち」

おいらの勝共連合に対する印象を書いたことがある: 「勝共系の人たちというのは、かつて共産主義運動(山村工作隊とか)に参加し、党に裏切られ(と本人たちの認識)、運動に挫折した人たちなのだ。元アカ。その挫折でできた心の隙間を埋めるための思想、それが勝共思想と気づいた。」 (愚記事

この日、生まれて初めて、おいらは、「勝共連合の人たち」を見た。博多駅前だ。

 


新しい街でもぶどう記録;第481週

2024年02月03日 18時00分00秒 | 草花野菜


▲ 今週のみけちゃん

■ 今週のよその猫


▼ 新しい街でもぶどう記録;第481週

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の草木花実

■ 今週の看板

■ 今週の会場


玉川学園の入学試験会場

■ 今週の玉


替え玉:超かた。

■ 今週の歩行者専用


歩行者専用踏切。小田急小田原線、東京都町田市金井町(google map

■ 今週の訳あり


山形リンゴ 10kg :3,350円

■ 今週のおフランス


ミルキーフランス.  ミルキーフランスとは何ですか?(google)。フランスパンに生クリームという組み合わせらしいのだが、本品は「フランスパン」ではなかった。

■ 今週の小田急に乗らむとする「親米派」

■ フェンスの向こうのアメリカ、あるいは、今週の死語:dependent house


在日アメリカ陸軍 相模原住宅地区(google

現在、米軍の家族用の住宅は famaily housing (google)と呼称する。現代的語句である。70年前は違った。dependent house(ディペンデント・ハウス)。dependent とは扶養者のこと。意味内容は家族のことなのであるが、語源は、主人の軍人にdependent(依存)する女、子供たちということだ。今では、ポリティカル・コレクトネスに鑑み、廃語になったらしい。

なお、おいらは、敗戦直後の進駐軍のことを調べていて、初めてdependent houseという語句に出会った時、占領地域=独立していない=indepedentでない=dependent=占領米軍に依存している地域、そういう地域の米軍住宅をdependent houseと云うと思った。もちろん、違った。dependent とは扶養者のことだ。

もっとも現行日本は、少なくとも軍事的には米国のdependentである。でも、普通dependentは養ってもらうのだが、日本は「見ヶ〆料」(みかじめりょう)=「おもいやり予算」、正式には「在日米軍駐留経費負担」費を払っている。

米軍の家族用の住宅は、白い平屋の、いわゆる米軍ハウス(google)といったあの建物ではなかった。2階建ての家屋だ。でも、この種の米軍住宅を見たことがある。敗戦直後の札幌だ。下記画像。本当の「dependent house」だ。基本的造りが似ていると素人には見える。

▼ dependent house


ソース 1950年代の札幌 キャンプ・クロフォード、 ハウジング・エリア

ディペンデントハウスとは、G.H.Q.(連合軍最高総司令部)による日本占領下に於ける米軍家族用住宅、いわゆる進駐軍住宅のことである。DEPENDENT HOUSEシリーズ

■ 今週のフェンスのこちらの"アメリカ"?

在日アメリカ陸軍 相模原住宅地区の近隣には鉄条網をも備えたフェンスを挟んで、日本の住宅が広がる。上の家は、白、平屋と、おいらにとって、記号的に米軍ハウスである。フェンスを挟んで日本側にあるのだ。


最左がフェンスを挟んで米軍地域

■ 今週のアジア、アメリカ

 
東アジア反日武装戦線               北アメリカ反日武装戦線

桐島聡は東アジア反日武装戦線の「さそり」なので、三菱重工爆破(「狼」が犯行)に関与していたかわからない。三菱重工のあった丸の内は先の大戦の東京ジェノサイドで米軍から壊滅的に攻撃されなかった。これは占領後この地域を使用したい米軍の意図と推定される。「北アメリカ反日武装戦線」のカーチス・ルメイ(wiki)がやらなかったことをやったのだ。時代を超えた反日武装連合とも云える。ところで、東アジア反日武装戦線は「米帝」には一切手出しをしていない。やはり、反日武装連合なのだ。

なお、東アジア反日武装戦線はひろひとさんの殺害を企てた。そして、カーチス・ルメイはひろひとさんから勲章をもらった。

■ 今週返した本

親が外交官だというコリアン女性の村上春樹本。どうやら韓国語でコリアン向けに書かれた村上春樹入門書らしい。基本的に公知情報に基づく村上春樹の紹介。ただ、著者イム・キョンソンの身の上話が面白かった。日本では「朝鮮人!」といわれることはなかったが、母国に帰って「チョッパリ!」と罵倒される、とか。あと、15歳で『ノルウェイの森』を読んで、「赤裸々なセックスの場面が出てくると恥ずかしくて下っ腹がこそばゆくなったりもした。」とあった。下っ腹がこそばゆくなるとは、googleでこう検索される内容ではないのだろう、と思うのだが...。こういうことだよね。村上春樹のせいでこういうことに...。

以前からうすうす気づいていたことで、今回、確認できた。本書では架空インタビューがある。答える村上春樹の発言は著者・の、村上春樹研究に基づく、作文だ。

架空インタビュー

著者:韓国でどうしてそんなに人気があるのかご存知でしょうか。

春樹: 1990年代前半から韓国の読者が僕の本をよく読んでくれたと記憶しています。 今は中国でよく売れているようですけれど。 偶然の一致なのかは分かりませんが、 理念の対決が崩れて若者たちが 革命への情熱に疲弊し、 『個人』 と『日常』の価値が大安としてやってきた時、 僕の本が読まれるようです。 そのせいか 当時韓国の記者たちは 『個人主義』や『都市的感性』、『西欧志向』、『脱理念』 といった コードについて 特によく聞いていましたね。 僕が 語ろうとしていたのは それがすべてではなかったけれど、やはり 時期的なものもあってそういう特徴が大きく 浮かび上がっていたんですね。

ツイッター/Xで得られるイム・キョンソン、および『村上春樹のせいで』情報: X[イムキョンソン]

■ 今週の購書


上から、700円、450円、250円。ブックオフ。

 


新しい街でもぶどう記録;第480週

2024年01月27日 18時00分00秒 | 草花野菜

▲ 今週のみけちゃん
▼ 新しい街でもぶどう記録;第480週

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の富士山

■ 今週の草木花実

■ 今週の半額

奥入瀬というので十和田湖のあたりでごぼうが採れるのかと思った。ググった。違うようだ。

JAおいらせというのは十和田湖ではなく、東岸なのだ(JAおいらせ web site)。

そもそも、なぜ青森県三沢市周辺の三八上北地域で「ごぼう」の栽培が広まり、日本一の産地となったのか。それは、根菜類の栽培に適した気候と土壌にありました。
三八上北地域では、夏に冷たく湿った北東風(やませ)が吹きつけ、冷害で作物が不作となる原因となっています。以前は、葉菜類の栽培や稲作も行われていたそうですが、やませの影響を受けやすく、地面の中に根を張る根菜類の方が育てやすい、という事情がありました。加えて、やわらかな土質の土壌が深くまで続くことが「ごぼう」栽培に適していました。 (生産量日本一を誇る青森県産の「ごぼう」(2019年10月))


きんぴらにして、いただいた。

■ 今週知った「隠語」:朝顔

通りを歩いていると、工事現場の表示。足場・朝顔の占用とあった。足場は工事現場の足場だろう。では、「朝顔」は? わからない。 帰って、ググった。

公道や歩道に隣接する高所作業の仮設足場を設ける場合は、落下物による危害を防止するために防護用板の設置が必要です。

この防護用板は足場の外側面にはね出して設置されています。足場から斜め上に広がっているため、
その形が花のアサガオに似ていることから業界用語で「朝顔」と呼ばれています。ソース

 

厚生労働省の「国土交通省の仕様書に基づいた足場等の安全対策」では「防護棚(朝顔)」とも記載されているため、朝顔で十分に通じます。ソース


Google(朝顔)

■ 今週のフェンスの向こうのアメリカ



神奈川県横須賀市本町1丁目付近

■ 今週の昭和の成仏のために

2015年に「この人たち、おいらががきんちょの頃から指名手配されている。」で始まる記事を書いた:昭和の成仏のために、2015

2024年の今日までに二人とも見つかったのだ。

連続企業爆破事件の桐島容疑者名乗る男、神奈川の土木会社に長期間勤務…会社側は知らずgoogle

■ 今週の舟遊び

横須賀に行った。横須賀はこれまで3度行っている(2015年2018年春2018年秋)。でも行先は神奈川県美術館の横須賀館あったり葉山館だったりして、その帰りに三笠公園の戦艦三笠とヴェルニール公園などに行った。横須賀の本丸、汐入駅と米海軍基地の地域、そしてドブイタ通りは行ったことがなかった。今回行った。特に、横須賀の港の「軍艦」を観る船(Yokosuka 軍港めぐり)に乗ってみた。

お客さんは多かった。屋上席は満員。


米空母 ドナルド・レーガン


海上自衛隊 いずも

■ みそ・納豆の類い:鶏肉の旨辛豆豉(とうち)炒め

横須賀でのお昼ごはんは海軍カレーでも、ハンバーガーでもなく、バーミヤンだ。ところで、インド料理屋さんのNavy Setってなんだ?!。便乗だ。バーミヤンである理由は、お昼ご飯の原資はすかいらーくグループの株主クーポンだからだ。そしてその所有者は<荊の簪を挿した御方>さまだ。なお、バーミヤンもガストも汐入にはあった。

鶏肉の甘辛豆鼓[豉](とうち)炒め鶏肉と野菜、椎茸をオイスターソースで炒めました。おかず、おつまみのどちらでも良く合います

鶏肉の甘辛豆鼓[豉]炒め 【満場一致合格】酢豚や焼そばなど、超一流中華料理人が絶賛した「バーミヤン」メニュー3品

「豆豉」とは、黒豆が原料の中華調味料です。黒豆を蒸してから塩、麹と酵母を加えて発酵させたあと、天日干しで乾燥させて作られます。日本の一休寺納豆や大徳寺納豆などの寺納豆は、もとはこの豆鼓が中国から日本に伝わったものとされています。ソース

豉:発酵して豆と豆とが結びついて枝分かれしたようになった、みそ・納豆の類いの意味を表す」(新漢語林 第2版)[ソース]

 鼓/豉: 「豉」と「鼓」。似てはいますが、「鼓」は「太鼓のコ」「つづみ」であり、「豉」とは全く別の字です。(同上)

バーミヤンはよく行くが、鶏肉の甘辛豆鼓[豉]炒めは食べたことがなかった。豆板醤より辛くはないと思う。味が濃く、鶏肉の淡白さとなじむ。御飯が進む。

■ 今週の「変」

横変

■ 今週返した本

赤坂憲雄 『家畜と奴隷』 (Amazon)

家畜と奴隷について原理的に考える論考というより、家畜と奴隷に関する本の内容を紹介し、そこで想起される事項を検討している。家畜と奴隷に関するブックガイドとも云える。特に、『家畜人ヤプー』など有名だがグロテスクなので直視するのに躊躇せざるを得ない人には、少しやわらげて内容を紹介している。つまり、『家畜人ヤプー』を読まなくても、そういうものかといった程度にはわかる。『猿の惑星』シリーズについても。

『家畜人ヤプー』は端的に白人に家畜化される未来の日本人であり、『猿の惑星』の作者は(この赤坂憲雄の本では言及されていないが)『戦場に架ける橋』の作者である。つまり、白人が猿や日本人に支配されるという悪夢を書いたものだ。

実際の歴史では白人が有色人種を奴隷化、従属させてきた。こういう白人の多人種への対応の根拠として、山下正男は『動物と西欧思想』で解説している。この本は1973年刊行。古い。山下正男は、「動物視された人間、すなわち奴隷」、「ヨーロッパ人種が動物について長年蓄積してきた技術のすべてがそっくり黒人奴隷に適用された」と云っている。

つまり、白人の多人種の奴隷化は白人の牧畜、家畜管理を背景としているとの指摘。白人は家畜の管理により、奴隷に対する規律と訓練が武を以て大がかりに組織化・制度化を現実化した。

一方、最近のリチャード・ランガム 『善と悪のパラドックス』では、人間の攻撃性を反応的攻撃性と能動的攻撃性に分ける。前者は他者からの攻撃を感情的に戦略なく対応する。一方、後者は冷静に戦略的に計画された攻撃えあり、感情が抑制される。この能動的攻撃には言語が重要である。「言語は、高い殺傷能力と低い感情的反応が同居するキメラ的な人間をつくりだした。」とランガムは云っている。

これらを考えると、近世、近代のヨーロッパ、白人の世界支配といのは技術、理性によるものばかりではなく、家畜の扱いを多人種に適用した実践的態度が重要だとおいらは思いついた。

さらに、赤坂憲雄 『家畜と奴隷』では、カズオ・イシグロ 『わたしを離さないで』 ジョージ・オーエル『動物農場』  『約束のネバーランド』など、人間の家畜化に関する作品を紹介し、検討している。

資本主義と「家畜と奴隷」の関係として、『ロビンソン・クルーソー』、『ガリヴァー旅行記』を引用して検討している。

■ 今週の実物店参拝

おいらがスカジャンを知ったのは13年前だ。それまでスカジャン=ヨコスカ・ジャンパーを知らなかった。2007年だ(愚記事)。教えてくれたのは、横山剣だ。なお、エリア・ワン(are 1)を教えてくれたのも横山剣だ(愚記事)。こっちはわずか3年あまり前だ。

スカジャン発祥の地、横須賀のドブイタ通りに行った。