カルテ番号 め・3(50)
礼子の話を聞く三木裕子も嬉しそうだった。
二人とも独身の60代。
同世代には、おばあちゃんといっていいような人もいる。
それは見た目ではなく、生き方。
子育てが終わったら、役目もする事も無いと勘違いしている人達。
それとは逆に、これから本当の自分の人生を始めようとする人達。
その生き方の違いは、見た目、雰囲気に現れてしまう。
女は50歳から。
誰かが言っていた。
そして、女としての一生花を咲かすことが出来る。
この二人は、そういう生き方をしている。
そして、それには、それまでの生き方、意識から変わる必要がある。
長年染みついた社会、会社、世間の常識からの脱却だ。
変わるというよりも、手から放すだけなのだが・・・
三木裕子は興味津々である。
「ね、あの先生の太極拳って、礼子さんから見てどうなの?」
礼子は笑った。
「私が判断できるような相手ではないわよ。
とても、自由な太極拳だったわ。
目からウロコが幾度も剥がれ落ちたわ」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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ブログで書いた「迷説般若心経」 「迷説恋愛論」 「迷説幸福論」
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