カルテ番号 お・11(7)
大空晴美は陽水の言葉の中に光を見たような気がした。
今まで解けなかった自分の世界の何か。
今までの思い込みがあり、それが病に関係していそうな事。
何か、何かが違う。それが何だかわからない。
苦しむ自由。病になる自由。どういう意味だろう。
「私の何がいけなかったのですか?」
陽水は困ったように微笑んだ。
「それ」
それ、じゃあ解らないよね。
そもそも陽水は不親切だ。
余計な話はする時もあるが、必要な言葉は出し惜しみする。
相手が混乱するのが愉しいわけではないだろうが、手を差し伸べない。
「私には御師匠様がいました」
陽水は全く関係ない話をし始めた。
「出会って一年少しで亡くなってしまいましたが・・・」
大空晴美は何かヒントを出してくれているのだと思って黙って聞いていた。
「僅か一年でしたが、多くの言葉をいただきました」
何だろう。とても大切な話のような気がする。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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