カルテ番号 お・11(6)
陽水はゆっくり話し始めた。
「リウマチは、ご存知でしょうが正常な細胞が正常な細胞をいじめる病です」
「免疫異常の病気だとか膠原病の一種とか、あまりよくわかっていない病気ですね」
「病気は浅い病気と深い、あるいは複雑な病気があります」
陽水は言葉を相手に合わせて、ゆっくり話す。
「浅い病は薬、あるいは他の一方的な治療で治ります」
リウマチは間違いなく深い病なのだろう、と晴美は思った。
「深い病は一方通行では治り難い、逆な言い方なら、相互通行で治す病です」
相互通行?晴美は、そんな治療言葉は初めて聞いた。
「相互通行というのは、患者側も何かしなければならない、ということですね」
「う~ん・・・。治すには必要ですが、しなければならないなんて無いでしょうね」
「どういう意味ですか?」
「病になる自由とか、選択もあるということです。人生には」
晴美はあきれた。この世に病気になりたい人なんているものか。
「誰も苦しみや痛みなどなりたくないです」
晴美は少し強い口調で陽水に言った。
「そうでしょうね。でも苦しむ自由もあるのです」
何を言おうとしているのか、意味がわからない。
「治りたいのなら、そこを理解して下さいね」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログ読者は、facebookの友達承認をしますよ。コメント付きで申請して
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます