ある気功師・613
その感覚で引っ張る相手が瞬間的に判る。
子供だ。
男の子だ。
一応振り向き、息子夫婦でない事を確かめた。
息子夫婦はまだ椅子に座ったまま眠っていた。
振り向くと引っ張る感覚はなくなる。
そしてまたベッドでうなされるHさんに気功する。
すると再び私の上着の裾を引っ張るのだ。
その感覚相手の思いが伝わってくる。
Hさんを心配しているのだ。
今度は振り向かずに、小さな声で答えた。
大丈夫だよ。
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