水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・932」

2016-06-03 19:47:43 | Weblog



カルテ番号 や・6(70)

茂木滋はそれを聞いて黙ってしまった。
しばらく考えているのを、玲香も黙って待った。
やがて茂木滋は口を開いた。
「ワシは会社を経営している時、社員に100パーセントの力を出せ、と言った。
ワシ自身は寝る間も惜しんで働いた。
どの社員よりも働いた。
ワシは120パーセントの力を出していると思っていた。
限界だと思っていても、そこで逃げずに苦しんだ。
すると、何とか次の道が開ける。

自分の限界以上の力を出しているから、120パーセントだと・・・
だから社員には100パーセント力を出し切れ、と怒鳴っていた。
100パーセント出してこそ、それ以上の能力が付く、と信じていた。
やがて会社を引退する1年前くらいから、違う考えになってきた。
人の能力は、もっともっとある。
出す方法、出すスイッチ、そういうものが見つからない。
だから、能力は少ししか伸びない。
資質、質量としては、かなり有るのだと思う。
それは、どの人にとってもあると思う。
出し方がわからないだけなのだ、と思うようになってきた。

それまで自分は100パーセント以上出していたつもりだった。
だが、もっともっと少ないのではないか。
実は、50パーセントも出していないのではないか。
そして脳に関するいろいろな本を読んだ。
DNAにある情報をどれだけ使っているのか、読んだ。
すると、学者によって違うが、能力はもっと使っていなかった。
もっている量の5パーセントから20パーセント。
1パーセント以下という学者もいる」

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)

(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
治療・若返り・講演、お話会依頼、悩み相談受付中。日本中出張します。
ブログで書いた「迷説般若心経」  「迷説恋愛論」  「迷説幸福論」
誰か出版してくれぇ~
18年間封印していた本物の「氣入れパワーストーン」を販売開始 「笑顔の雑貨屋Yakkoo」)
コメント
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