水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・71」

2013-12-27 19:10:13 | Weblog



カルテ番号 か・16(11)

片倉信吾はずっと考えていた事があった。
「先生、この世の法則に因果がありますよね」
「この世の法則かどうか解りませんが、因果という概念はあります」
陽水は法則というのが、あまり当てにならない事を知っていた。
「僕が病気になったのは、原因があるからですよね。でも何が間違っていたのか思い当たらないのです」

陽水は言った。
「まず一点。病気が間違いの結果とは限りません」
「でも先生のおっしゃる最優先すべき生命に害をなすわけですから、間違いがあるという事ではないのですか?」
陽水はゆっくりと話した。
「話は誰にどの場面でどういう意図で話すか、で内容が異なります。
一般的には病は生命に害をなすと言いますが、それが私の思う全てではありません。」
片倉信吾は身を乗り出した。こういう話を聞きたかったのだ。

「病が生命を助ける事もあるのです。
また生命と生きる役目というか使命が天秤にかけられることもありますが、どちらを優先するかは生き方の選択になります。
生命を縮めても使命を優先する生き方の人が間違いだとは言えないのです。
例えば坂本竜馬のような生き方」
風間陽水は今度、愛田恵子から坂本竜馬の話を聞こうと思った。
竜馬好きな陽水は、実際に身近で会っていた愛田恵子がうらやましかったのだ。


(登場する人物・組織・その他はフィックションです)


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