水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・68」

2013-12-24 18:50:50 | Weblog



カルテ番号 か・16(8)

膵臓とは予想外だった。
もちろん自覚症状などないが、合宿が終わったらすぐ検査するつもりだった。
幸いにも陽水が言ったように片倉信吾には信頼できる病院とつながりがある。
それは長年勤めていた会社の役員などの検査や治療、入院などの為の特別な関係だ。
片倉信吾はその窓口をしていたことがあった。
特定の部位や病気に関して、日本一といわれるドクターとも面識があった。

手を当てただけの見た目は簡単な診査だったが、片倉信吾は完全に信用していた。
信用というよりも、一目ぼれに近いだろう。
長年、多くの各業界の高い立場の人達と会ってきたが、これほど自然に信頼した相手はなかった。
だからこそ、この出会いには意味があるような気がした。
今回のセミナーに参加した本当の意味は、風間陽水との出会いかもしれないと思った。

セミナーが終わり、家に帰って妻に言うと
「まぁ、まるで運命の愛し人に出会ったようね」と笑われた。
「冗談じゃないんだ。僕の第二の人生が開ける予感なんだよ」
その明るい顔を見て、妻は喜んでいた。
定年退職し、今の子会社に役員として再就職したが、本来の夫よりも今一元気が落ちていたのが気になっていた。
身体に関しては、多分どこも悪くないだろうと思っている。
この夫は、人一倍身体には気を配り、それなりの努力をしていたのだ。


(登場する人物・組織・その他はフィックションです)


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