水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「迷解剣客商売・62」

2011-07-01 20:03:48 | Weblog



名医、小川宗哲の診たて。
「小兵衛さんも、やっと老人の体になったという印じゃ」
その後、大事件に巻き込まれた小兵衛。
隠宅に七名の刺客が踏み込んだ。
丁度その時、再び小兵衛に、めまいが・・・

その夜の襲撃について、御用聞きの弥七に話す。
「おぼえておらぬのだ。だが、こうして傷一つない」
血潮や襲撃の跡は残っている。
小兵衛は脇差一つで、意識の無いまま七名を撃退したのだ。
それを聞いた名医宗哲、うぅむ、と唸り。
「小兵衛さんは、そこまで、到達なすったか・・・」
一流を超え、名人になると、無意識で行動できるようだ。

今回の大事件では、特に忙しく活躍する小兵衛。
めまいは、何処かにいってしまったようだ。
だが、ますます、武士世界に嫌気がさす。
「こんな馬鹿げた武家社会では、もう世も終わりだ」
だが、現代まで、その馬鹿げた意識で政治行政は続いている。

        
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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