水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

作陶展・3

2005-07-14 22:54:25 | Weblog

チョウナ削りの一本通しの梁。
囲炉裏で染められた煤の天井。
黒光りの板戸。
太い欅や樫の材料。

肝心の作陶展より工房となった家を見る。
そして感心する。
古いモノ達は「やすらぎ」を醸し出す。
そして表情がやわらぐ。
いいねぇ~・・・ウン、確かに・・・

建て直せない根性無しの成果だった。
努力や根性で成果があると、人は褒める。
だが、努力や根性が無い自然体は、
どうやら人が羨むようだ。
どちらを進んでもいい。
どちらの道にも未来はあるようだ。

努力や精進でこだわると作品が出来る。
姉はそういう道を選んだ。
性分だろう。
ワシは「こだわらない」道を選んだ。
作品は出来ない。
その代わり、笑顔に変わる瞬間に立ち会える。

努力や精進という「力み」を解放する。
すると流れるモノがある。
そのモノを活用して医療氣功をしている。
同じ兄弟姉妹でも性格が違う。
それぞれ、勝手に歩くのは・・・似ているのかも。

細い筆で細かい線を引き続ける。
そして茶碗に模様をつける。
ワシにはそんな根気のいる作業は出来ない。
する気にならない。
だが、姉は出来る。
作家とはそういうものかもしれない。

ワシは文を書くのは続けられる。
好きだからだ。
そうかぁ・・・
好きなら
続けるんだなぁ・・・。
根性が無くても、好きなら続くんだ。

治療の道。
今回から本格的に始めた指導の道。
ワシは・・・好きなんだなぁ。
どんどん、先に歩きたいと思う。
姉の陶芸もそんなものかもしれない。


(本館は 「氣の空間・氣功療法院」
コメント
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