パリに来てから思っていたより蓮太郎は
元気で楽しそうにやっていて 外に出ても
抱っこ抱っこで歩かないけど
そんなわけで道端でたちどまっては
フランスの工事の車を見てみたり
(この名前何?と言われるけどホイールローダーと
トラクターを合体させた様な車とか、わからないのばっかり)
怒ったり彼と交渉したり結局だっこをしてみたり で
それなりに大変なのだけど なんだかそれでも
パリは楽しい。
なんでかなあ と思うけど
そりゃ2時間子供と散歩をしにいって
ショッピングセンターでわがままを言われ続けた挙げ句に
牛乳一本とハムくらいしか買えなくて空しくなる様な
そんな状態ではないからなのかなあ
ここにはスーパーもあればパン屋もあるし
それにマルシェもあれば 何故か日中でも
人がたくさん歩いているから?なんだか
「世界でひとりぼっち ふたりぼっち」な感じがしない。
今回はもう本当にお金をつかっていられないので
1日10ユーロ(約千円)以下しか使わないように
頑張ろうということにして なんとかかんとか
そんな状態で成り立っている。なんせ息子が
いるわけだかだら 結局のところ 徒歩範囲でしか
どこかに行けず なんとこの私がまだカフェにも
一回もいってなければ カフェドフロールも、
エッフェル塔すら行っていない。
それでもなんとか楽しくやっていられるのは
行こうと思えばいつでもいけるし 会いたい人たちに
会おうと思えばいつでも会える そんな安心感があるからだろう
今日は蓮太郎と激安のマルシェに行って
意外と二人で行くと遠かったけど 25リットルの
ザックを背負って あれやこれやと見ている間に
お店の人に押し売りされて(フランスでは「これ何キロ
いくらだから」といって目があって見ている間に
袋に入れられてしまう)ほうれん草1キロだとか
(そんなにいらない!)にんじんを8本くらいの
一束だとか そういうのを沢山買って
もうザックが満杯になってしまった。それでも
それだけ野菜を買い込んだけど 多分全部で
10ユーロちょっとしかしてないだろう
そう パリは 安い所をみつけたら
意外と安く暮せるのです
なんせイチゴ1パックで160円くらいだったし。。。
そうして重いザックをかかえ
その上に13キロある息子を抱っこし
えんえんと歩いてはちょっと後悔したりするけど
それでもパリは 私にとってはとても広がりや
発見に満ちてる街で まあそれは 私が外国人だからなんだろうけど
マルシェがあったり 運河には船が動いていたり
意外と緑も多かったり カフェのテラスはどこも
人がちょっとコーヒーを飲んでたり
ぐずっている息子を歩かせようとする横で
アフリカ人に「彼は疲れてるんだよー!」と声かけられたり
別に何が特別というわけでもないけど
この人間が 人間くさく生きてる感じが
無理に押さえ込もうとがんばらないで
怒る時は怒っているし、クラクション鳴らしたいときは
鳴らしてしまう そんな感じが私は好きだ。
この先我等はどうなるかなあ
来週からはもう少し保育園のあてを探してみようと思うけど
私もカフェやビストロで優雅にお昼を食べれる日がまた
来るのだろうか 昨日なんて 息子と二人でファーストフードの
店に入って 少しだけものを頼んで 家からはるばるもってきた
ピザの残りをこっそり食べたりしてたのだけど
なんとか 道は開けるかなあ
とりあえず 息子の時差ぼけは昨日でだいぶなおったらしく
これで私も眠れるようになりそうだから またゆっくりと
それなりにリズムがつくれるだろうか
息子と二人 手をつないだら いったいどこまで行けるのだろうか
メトロではスリにあいそうになったけど なんとかかんとか
無事にやっていけたらいいよなあ