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パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

語学力を急速に上げるには

2022年03月07日 | 英文読解
こんにちは、World News Caféの飯田です。
日本でもウクライナ問題の話題で
真っ盛りになりつつありますが、
お元気でお過ごしでしょうか。

私は毎日BBCを聴き、フランスの
ル・モンド紙の定期購読を再開し
できるだけニューヨークタイムズも読んで
状況把握につとめています。が、本当に
厳しい状況ですね・・・
一体どうなってしまうのでしょうか。


それでも日本政府が難民受け入れ表明を
したと知りました。これはみなさんとも
考えたい話題だったので、本当に
驚きました。とはいえウクライナの人は
あまり遠くまで行く気は今のところ
ないようなので、あまり実質的な
インパクトはなさそうですが・・


さて、World News Caféでは、火曜日に
CNNの試験後の相談会を緊急開催し、
みなさんの感想や知りたいことに
ついてお聞きしました。


緊急開催した理由は、想像よりも
平均点が低かったからです(苦笑)
一体何が起こったのか?!と
思いましたが、ひとつの理由としては
試験全体の難易度が上がったことが
考えられます。というか、前回が
わりと簡単だったのだろうと
思います(団体受験で高校生などを
想定して作られていたため)
おそらく今回が本来のCNNらしい
難易度に是正されたのでしょう。


今回は単語の難易度も前回よりも
随分高く、私もはじめて目にする
ような単語が随分並んでいただけで
なく、そういった単語が問題として
出題されました。また、わりと
ひっかけ問題的なものもあったので
以前よりも点を落としやすかったと
思います。


さて、そんな中様々な質問が出たので
こちらでシェアしようと思います。

Q. ポッドキャストはどう活用すべき?

A. 一度のリスニングで大意が
掴めない方は、一度のポッド
キャストを2回は聞くように
してください。たとえばBBCなら、
20分弱のポッドキャストを通勤の
行きと帰りに両方聞く。または
はじめの10分のところだけを
2回聞くなど。流し聞きするだけで
簡単にリスニング力はあがりません。
(BBCで重要なのは初めの7分くらい。
あとは無視しても大丈夫)

Q ニューヨークタイムズは難しいが
それ以外に(ここの読解以外で)
日常的に触れるとよい文章はあるか?

A TIMEは週に1回発行で、アメリカの
政治以外は読みやすくオールカラー。
私が英語力をつけよう!と思って
はじめにトライしたのがTIMEです。
このおかげで学んだ知識ははかり
しれません。はじめてロシアのことを
学んだのも、大統領になる前のマクロン
氏のことを知ったのもタイムでした。

また、BBCのアプリの文章はわりと
読みやすいです。ニューヨークタイムズや
Wall Street Journalはひとつの記事が
長すぎるため、電子版で読むのは
あまりおすすめしません。途中で
いやになって放棄してしまいがち
だからです。BBCのアプリは無料です。
Japan Timesはニューヨークタイムズに
比べると格段につまらないため
お勧めしません・・・


他にも今回の試験を運営している
朝日出版社が、English Expressという
CNN の時事ネタの雑誌を出しています。
私は読んだことがないですが、対訳が
ついていると思いますので、日本語で
しっかり理解したい方によいかと
思います。定期購読ができるそうです。
https://ee.asahipress.com/index.php
(個人的には、読解力を上げたいなら
対訳ものを読むより、うちの読解に
参加した方がいいと思いますが・・)

Q どうすればリスニング力や読解力が
上がるのか?

A 私は正攻法の勉強が大嫌い!
なので、いわゆる英語の勉強などを
したことがほとんどありません。

TOEICの前やイタリア語検定の前は
仕方がないので参考書を買って
3週間くらいは頑張りますが、
普段は文法書なども絶対やりません。
嫌いで仕方がないからです(笑)
だから正攻法の勉強をしている
人を見ると、よくそんなこと
できるなあと本当に尊敬します。


が、そんな私でもわりとテストで
いい点数が取れるのは、この会の
ために嫌いな予習を頑張っている
からだけでなく、知りたい!という
気持ちで触れているからだと
思います。


私は語学は必死になれば必ず
上達すると思います。奇跡的に
ぐんと伸びることすらあります。


とはいえ、その必死というのは
いわゆる正攻法の勉強を必死で
やることではありません。

「どうしてもそれが必要だ!」
「知りたい!」と。その知に到達
するために必死になってその情報を
理解しようとすることです。


たとえば私が初めて語学の急速な
上昇を感じたのは、福島の原発事故
の後、日本とフランスとではどうも
流れている情報が違うと初めて
感じた時でした。


その時必死になって何が起きている
のかを理解するためにフランスの
情報を読み、辞書を引く時間も
ないのでiPadでひたすらスクロール
して読んでいました。

また、2015年はフランスのテロが
あり、一体何事だ!?と思って
必死になって状況を理解しようと
フランスのラジオを聴き続け
何かできることはないかと自分でも
文章を書いていました。


そして日本のテレビで流れている
情報には、現地のきちんとした
メディアでは流れていない情報も
あること、NHKでもわりと内容が
いい加減なことを知って愕然とした
のを忘れません。


その後は2016年のまさかのイギリスの
EU離脱。その前までは「そんなこと
ないから大丈夫でしょ〜」的だった
BBCのインテリ層も一気に顔色を変え
ひたすら国民投票の結果についての
ニュースが流れていました。この
数日で私の英語力は急速に上がり
ました。


子育てに心底困っていた私は
なぜフランス人の子供はおとなしく
親の言うことを聞くのか?という
本を必死になってフランス語で読み
通勤中も電車の中でむさぼるように
読んでいました。


また、お金の不安に苛まされて
どうしようもなかった時はロバート
キヨサキを熟読し、アンソニー・
ロビンスの"Money master the game"の
オーディブルを1ヶ月かけて聴きまくり
同時に本も最後まで読みました。


つまり、自分の状況を好転させるため
または危機的状況を理解するために
必死になって語学をツールとして
使うことなのです。


それはいわゆる勉強ではありません。
だから勉強しているという苦痛も
ありません。ツールとして使って
いるので、英語を聞いているとか
フランス語を聞いているという意識
すらないのです。

ミリオネアマインドやザ・シークレット
なんて、気分が落ち込んでいる時に
聞くとめちゃくちゃいいですよ。
「問題が大きいんじゃない、お前の
器が小さいんだ!」とか言われると
ああそうかー!と思います(笑)


知りたい答え、辿り着きたい答えが
その向こうの世界にあった時
日本語では到達することが厳しい時に
外国語をツールとして使わざるを
得なくなるとその時奇跡的なことが
起こって格段に上達するのです。


だからぜひ英語力を上げるためでなく
自分の興味や到達したい世界に少しでも
近づくために、英語をツールとして
必死になって使ってみて下さい。
特に今のような危機的状況こそ
語学力が飛躍的に上達するチャンスです。

今英語で情報をとらなかったら

いつとれっていうんですか!

今英語で情報をとれなかったら

この会に参加している意味ないですよ・・・
(本当に)

今World News Caféに参加しなかったら
このメールニュースを読んでいる
意味もありません。


第三次世界大戦の幕開けかも
しれないのですから。

この2週間で世界は大きく変化
すると言われています。


ここで戦争を止められるか

そうではなく泥沼になるか。

それはプーチン大統領にすら
わかりません。彼もわりと計算
違いがあったようです。
習近平氏もおそらく今回のことは
寝耳に水だったといいます。
マクロン氏も悩んでいるから
前大統領たちをエリゼ宮に
呼んだのでしょう。バイデン大統領も
立候補なんてするんじゃなかった・・・
と思っているんじゃないでしょうか。

もちろんウクライナの人たちも
恐ろしい日々を過ごしつつ、
世界が助けに来てくれる日を
待っています。でも世界は彼らが
一番望むことをしてくれません。
(つまりロシアをやっつけてくれること)

世界の誰もが今まさに眠れぬ夜を
過ごしています。でもそんな中で
優れたジャーナリズムに触れていると
少しは先が読めるようになるはずです。


以前の読解でも話しましたが
今回の一連の流れは、いじめっこと
いじめられっ子のようなものなのです。
いじめた人は、そんなことをとうに
忘れるものですが、いじめられた側は
いつまでたってもその悔しさを
忘れません。私だって、20年前に
留学した時の悔しさを今でも
バネにやっています(苦笑)
この会をやっているのも、もう
私のように苦しむ日本人を
これ以上増やしたくないからです。

日本が不平等条約を突きつけられた時や
ノルマントン号事件で日本人が沢山
死んだ時、その頃に外国人を斬りつけた
侍たちはどんなに悔しかっただろうと
私は時々思うことがあります。


いじめっ子が忘れていても、
いじめられた人は一生覚えているのです。

そしてプーチン大統領による
復讐劇がついに先週始まったのです。


この先どうなるかは誰にもわからない
とはいえ、この2週間で世界や人々が
どう動くかが歴史の方向にかかって
います。SNS時代だからこそ、一人
一人の力もとても大きいと思います。
だからこそ、今世界で何が起こって
いるのか、できる限り把握して
戦争に反対という方はぜひ平和を祈る
だけでなく、この間にできることを
できる限りやっていただけたらと
思っています。さまざまな署名運動や
募金活動も開催されています。


ミャンマーのクーデター後に自分に
何ができるかをさんざん考えましたが
結局は、一人一人が自分の立ち位置を
生かして、そこにアイデアを加えて
無理のない範囲でできることをやるのが
一番だと痛感しました。それが集まれば
とても大きな力になるからです。


デザイナーならおしゃれなTシャツや
ステッカーを作るとか、インフルエンサー
なら自分の意見や立場を表明して訴えるとか
お金があるなら寄付をするとか
場所があるなら写真展やイベントを開催
するとか。そして私の場合は読解を
開催することだとよくわかりました。
だから私は身体が持つ限りウクライナの
読解を続けていこうと思います。


私にできることはセンセーショナルな
社会欄的な記事の読解ではなく
(それは世の中にもう溢れているので)
パリ政治学院に行ったからこそ解説
できるような骨太な記事を扱い
みなさんでしっかりと考え、意見を
交わす場をつくることだと思います。


ぜひ今だからこそ!BBCや世界の
ニュースに触れてほしいと思います。
そして今だからこそ、少しでも
この会に興味があった方はご参加下さい。

この会はこんな危機的状況において
少しでも状況を理解するために生まれた
会だからです。みなさんのご参加を
心からお待ちしております。

World News Café

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