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パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

ウクライナ支援のチャリティ読解開催します!

2022年03月07日 | 英文読解
こんにちは、World News Caféの飯田です。
近所を歩くと梅が美しいこの頃ですが
お元気でお過ごしでしょうか。



私は土曜日に無理やりウクライナの
英文読解を2回開催し、かつ無理やり
着物で臨みました。普段は2回の読解の
間は昼寝をしないと無理なのですが
今回はその間に茶道のお点前の練習も
あり、相当脳みそが疲弊した中での
開催になりました。


さて、なんとかまた着物に着替えて
いざ開催、と思いきや、直前になって
急に激しい頭痛に襲われ、さすがに
疲れもたまっているしもう無理か・・・
と思いましたが、無事に最後まで
読解を終えることができました。
人生気合が大切ですね(苦笑)
ご参加いただいた皆様、有意義で
考えさせられる時間をありがとう
ございました。


みなさんも3月で忙しく、私も
まだ確定申告も終わらず、やること
山積みで着物を脱ぐ暇もない
忙しさが続いていますが、それでも
なんとか頑張ろう、と思うのは
やはりこの1週間が勝負だと思って
いるからです。


プーチン大統領が勝利して
その前例とはずみによって中国と
ロシアの独裁者がより力を増し
台湾が併合され、そして丸腰で
侵略しやすそうな日本がついに
中国の支配下になってしまうのか


それともそれなりの民主主義で
私たちって平和ボケよねといいつつ
楽しく呑気に暮らしていけるか


それはこの1週間の国際社会の出方に
かかっていると思います。


今回の戦争がナポレオンやナチスの
ころの戦争と大きく違うのは
SNSがあることだと言われている
ようです。プロパガンダがあっても
それは携帯で撮られた映像を隠し
きれず、世界の市民一人ひとりの
声や一枚の写真が大きなうねりを
創り出す時代です。



ミャンマーの時に学びましたが
こういう時は迅速な行動が本当に
大切です。泥沼化してからでは
誰にも止めることができません。
まだギリギリ間に合ううちに
止めないと、世界は本当に
New World Orderに入ってしまいます。
それを危惧している国際政治の
専門家はたくさんいます。
(13日にも読解します)



プーチン大統領は侵攻から2週間ほどで
決着をつけるつもりでいるようです。
すでに10日ほど経っているため
本当に今が勝負の時だと思います。
外交でギリギリまで頑張っている
マクロン大統領も「最悪の事態を
想定した方がいい」と言いました。
でも外交官や政治家だけでなく
市民にもできることはあるのでは
ないでしょうか。


日本人だって、少なくとも森さんを
数日でやめさせるくらいの力は
あります。多くの人はデモ行進など
しませんでした。ツイッターやSNSが
大いに動いて変わったのです。
日本人だって、本気で動けば何かを
変えることはできるという一例です。


私はこんなことを考えて書いた翌日
英検の二次試験があり、こちらは
過去問の対策すら全くしていない
というひどい状況で臨みました。


かろうじて行きの電車の中で
面接対策のリスニングを聞いては
これは絶対に無理だ・・・
と思いました。というのも
2次試験では、たった1分の間に
5つのテーマから自分が話す内容を
選び、かつ、それを裏付ける論点を
3つは挙げないといけないからです。


普通の人では1分で5問を読み解き
その抽象的な内容を具体的に
想像するだけでも無理があります。


それなのにそれを選んで、かつ
論点を3つまとめろと?!


どう考えても無理!


と諦めていましたが、3番目くらいに
市民は政治、社会を変えられるのか
的なテーマがあり、これだ!と
思いました。


そして私は無理やり前日の読解で
みなさんに語った、国際社会の市民にも
できることはあるはずだ。外交という
点では皆できることを大いにしているが
それだけでは勢いが足りない。ロシアの
人がやりたくてもできないのであれば
私たちにできることがあるのでは?


ということを面接官に語り始めたら
あっという間に時間オーバー。


質疑応答の際にも熱く語ってまた
チャイムが鳴ってしまいました。


面接でウクライナ問題について
こんなに熱く語る人も珍しいのでは
ないかと我ながら思った次第です。
(しかも着物で面接に行きました)


そんなわけで緊張していた面接も
わりとスッキリと終えることが
できたわけですが、私はそれを
面接官に言いたいのではなく
みなさんに伝えたいのです。


ロシアでは戦争反対と思っていても
街に出てそれを訴えるだけで
20年の刑に課せられることすら
あるそうです。そんな中では恐ろしく
声を上げるのは命懸けです。
ミャンマーの時も、ロシアの件でも
その国にいない人だからこそできる
ことはたくさんあるのではと思います。


日本では今回の件はわりと
「遠い国の出来事」だと思われて
いるようで、あの紀伊國屋の洋書店
ですら緊急フェアなども開催しておらず
街の呑気さにびっくりしました。


でもロシアと中国に物理的に
近いのはフランスやイギリスではなく
日本ではないのでしょうか。


今回の件が既成事実になってしまうと
中国は台湾への侵略を加速すると
言われています。
ユーラシアで覇権を強めている
これらの国が、もし他の国も狙って
いるとしたら、そしてもし日本から
米軍基地がなくなったら?これほど
狙いやすい呑気な国はありません。
(しかも両国はおそらく日本に
歴史的な恨みを抱いています。
ロシアも中国も、今の問題ではなく
歴史的な恨みというのが重要です)


マクロン大統領は、もはや民主主義
や自由は当然のものではなく、それに
対価を支払うべき時代になってしまった
と語りました。世界大戦も過去の
教科書に載っているものではなく
今目の前で起こっていると断言しました。


日本ではカフェで好き勝手に
話をしても盗聴されることもなく
私もこんな会を開催できていますが
それは独裁政権の監視下にないからです。


もし核武装も、自衛隊や米軍の
大幅な増強も望まずに世界の平和を
守りたいと願うのであれば、
ぼんやりと願ったり祈ったり、
早く終わるといいねーというだけ
でなく、少しでも今、行動を
起こすことが大事だと思います。


外交でできることもありますが
それだけで全ては動きません。
できる限りの経済制裁をやってみても
それだけでロシアは止まりません。
でも世界中の市民がもっと大きな
声を上げ、プーチン大統領の想定外を
より増やすことができるなら
何かは変わるのではと思います。
世界中の人が今止めないと、
世界はユーラシア圏になってしまい
私たちの自由が奪われる日が
遠くないうちに来る可能性が
あるのです。


行動のひとつは、この問題に
ついて誰かと話すことであり
それについてSNSに少しでも
投稿することや、自分の意志を
表示することです。せっかく英語を
学んでいるのだから、英語で意思
表示してもいいと思います。
そして、この問題について少しでも
自分ごととして考える人を増やす
ことだと思います。


この戦争はヨーロッパの戦争では
ありません。民主主義的でわりと
自由な国と、独裁的で監視社会の
国々との戦いなのです。


日本が今後どちらにつくのか?
もしアメリカ側だというのであれば
軍事力を増強せよというのは当然の
流れになると思います。


でもそんなことは嫌だ!
と思う方はぜひ状況がこれ以上
悪化する前に声を上げて下さい。
のほほーんとしている他の人たちに
これは他人事ではないのだと
どうか伝えてあげて下さい。


というわけでこの会では12日(土)
18時からチャリティ読解
開催します。参加費は一律2000円で
全額を国連UNHCRのウクライナの
避難民などを対象にした緊急人道
支援に寄付します。13日(日)
9時半からも、国際政治の専門家
がニューヨークタイムズに特別
寄稿した記事
を読みます。

世界で何が起こっているのか?
そして私たちにできることとは?
読解するだけでなく、一緒に
考えてみませんか?


市民には社会を変える力があります。
カフェは社会変革の発端となった
場だったのです。市民は決して無力な
存在ではありません。監視社会の
当事者でない人こそできることは
あるのではないかと思います。

こんな時こそ、一人でも多くの人に
World News Caféに参加してほしい!!
と心の底から思っています。
なぜならここでは世界のニュースを
しっかりと理解できるだけでなく
それについて参加者同士でしっかりと
語り合え、それについて自分ごととして
考える人を増やせるからです。

多くの人に参加してもらうためには
みなさんのお力添えが必要です。
ぜひお知り合いの方に、こんな会が
あるよ、英語はできなくてもいいから
よかったらどう?と声をかけて
いただけると幸いです。


まだ参加したことのない方は、難しい
と思わずにどうかこの機会に
参加して下さい。こんな時のために
この会はあるのです。
ミャンマーの問題も、香港の話も
中国の話も、すべてはつながった
問題です。できる限りわかりやすく
日本語で解説します。私はもっと
世界に目を向け、自分の頭で物事を
考えられる日本人を増やしたいのです。

今週末、みなさんとお会いできる
ことを楽しみにしております。
どうぞよろしくお願い致します。


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