alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

日本社会に風穴を開ける

2021年07月15日 | 英文読解


こんにちは、World News Caféの飯田です。
あと1週間でオリンピックも開幕ですが
お元気でお過ごしでしょうか?


昨日久々にtwitterを開いて驚きましたが
世間ではオリンピックに対する怒りが
どんどん炎上しているようですね。
思うところについては前回書かせて
いただきましたが、私はこれを機に
色々と反省し、World News Caféの
社会的役割について考えました。


ジャーナリズムは人をつくる


と私は毎回語っていますが


それを言い換えると


普段触れる情報が無意識に
人の考えを形作ってしまう


ということです。

それは新聞やメディアだけでなく
両親、友人やまわりの空気も含め
彼らからの情報や判断を聞き
「〜はそういうものだ」と自然と
思ってしまうということです。


私はフランス語を教えている頃から
よく「日本は北朝鮮のようだ」
と密かに言ってはスルーされて
来ましたが(笑)私たちは北朝鮮や
中国の情報統制を鼻で笑う一方で
Japanese Firewallと私が読んでいる
日本語の壁、世界との情報格差の
壁の存在に気づいていないことが
一番問題
だと強く思っています。


日本人のほとんどは今でも日本が
優れた先進国だと思っています。
だからこそバッハ会長がわずかに
「中国人・・・」と言い間違えた時
「あんな奴らと一緒にするな!」と
怒りがこみ上げてくるのでしょう。



そんな優秀な国には山ほど情報があり
それらが欠けているわけも間違う
はずもないと、信じて疑わない姿勢。


そこに一番問題があるのではないかと
思っています。中国の優秀な人や
北朝鮮で問題意識を抱いている人は
どうにか隙間をかいくぐって他の
世界の情報に触れようとするでしょう。
ところが私がこの会を開催して
ようやく気づいたことは、日本では
エリート層に値するような人も
ほぼ英文記事や一次情報に触れず
日本語の情報に頼り切っているという
驚くべき実情でした。


日本人は日本に十分情報が溢れ
それで十分満足だと思い込み
海外に住んでいた人すら、面倒だと
いう理由によって、外国語で
情報をとるのをやめてしまいます。
それはとても危険なことだと
考えたこともないままに・・・


同調圧力や「空気」の力が強力な
日本では、無意識に「正しそうな
方向」に多くの人が流されます。
でもその正しそうな答えが
本当の答えじゃなかったら?
その圧力によって窒息しそうな人や
自殺しそうになっている人が
いた時、そうではない世界や
そうではない答えがあること
それを伝えるのがWorld News Café

役目ではないかと思っています。
なぜならそんなことをしてくれる場
が他に存在しないからです。


英語の学校はくさるほどあります。
でもWorld News Caféが重視しているのは
単なる英文読解ではありません。


フランスの哲学カフェに参加した時
アートの社会的役割というのは
当たり前を問い直すことだ、と
聞きました。「そういうもの」
「そうして当然」「当たり前でしょ」
そんな空気が強い中で、「本当に
そうなの?」とパンチをくらわせる
ような経験があると、人の頭は
クラクラしますが、その後違う
世界が見えてきます。

私は2冊目の本で、インフォーマル
パブリック・ライフやカフェの
社会的役割について書いていますが
偉大なカフェは「揺らぎ」を
起こしてきた場所であり、
「揺らぎ」こそが人生を変える
のです。


当たり前だと思っていたことに
強力なパンチを食らわされ
しばらく頭がクラクラする。
でも確かに、そんな世界もあるのかも・・・


フランスで人と話すとそんな揺らぎが
山のようにありました。また
時折外国人の友達と電話をすると
(PCR検査を27回も受けたとか!)
驚くような話に目がクラクラします。


でもだからこそ、世界が広がり
自分の知っていた世界だけが
答えの全てではなかったのだと
自分の幅が広がり、ちょっと楽に
もっと自分らしく生きられるように
なるのです。


ところが普通に日本に暮らし
特に日本語メインで暮らしていたら
そんな経験をする機会は滅多に
ありません。だからこそうちが
それをやらなくてどうするのだ?
と私は思います。そういう理由で
ここではBlack Lives Matterも
何度も扱い、大統領選についても
何度も扱ってきました。
トランプ派陣営の声についても
読解をし、どちらか一方の声
だけに色が染まらないように
気をつけてきたつもりです。

World News Caféは閉塞感と
同調圧力の強い日本社会にとって
外国の空気に触れる風穴で
ありたい
と思っています。
それがなければ窒息死してしまう
人も少なからずいるはずです。


本当にそれでいいの?
それだけが答えなの?他に
もっといい答えはないの?
広く世界を見渡してみると
良質な答えが山ほど存在することが
ほとんどです。


そのためにもWorld News Caféは
自分の「興味あるテーマで選ばない」
というのがやはり大事な
気がします。参加者の
方が「自分の興味で選んだら
視野が広がりませんよね」と
おっしゃっていましたが
まさにその通りだからです。


テーマで選ぶと「日本の
メディアが騒いでいた→
知っている→興味をもち参加」
という行動になりますが、
日本のメディアが言っていなくても
周囲の人が言っていなくても
世界で重要な問題となっていることは
山ほどあります。すでに数ヶ月
ご参加されている方は、ここで
扱ったテーマが数ヶ月後に
日本のメディアでやっと流れた
という経験を何度かしたことが
あると思います。
(ここが早いのではなく
日本のメディアが遅すぎるのです)


たいていの場合、自分の考えは
まわりからの情報で作られます。
得る情報が変わると自分の意識や
考え方も変わっていきます。
そこには「予期せぬ」「自分で
望んだわけではないけど出会った」
という新鮮な驚きが必要です。
World News Caféは日本社会の
風穴となるべく、新鮮な驚きを
伝えられる記事をできるだけ
セレクトしていきますので
どうか「自分がすでに興味がある」
という選び方だけにとらわれずに
幅広いテーマの読解に
ご参加いただけると幸いです。
その方がこの会に参加している
意義も大きくなると思います。


というわけで、25日夕方には
オリンピック賛成派の記事を
読解しようと思います。世界には
こんな視点もあったのか、と
新鮮な驚きがあるかと思います。
Economist紙の元編集長が書いた
記事です。ちなみにフランスでは
アヴィニョンの演劇祭、パリでは
パリコレ、カンヌでは映画祭が
開催されているようです。



World News Caféだからできること
ここだからこそ触れられる情報
あえて伝えなければいけない情報や
役割がこの会にあるように思います。

World News Caféに参加して
視野が開けた、見える世界が変わった
そういっていただけるように
今後も素晴らしい記事のセレクトに
つとめていきたいと思います。

人生を変える英文読会 World News Café

語学が道を切り開く

2021年07月08日 | 英文読解



こんにちは、World News Caféの飯田です。

先日早稲田の老舗喫茶店のクラファンを
応援することで知り合った早稲田の卒業生に
会いました。やはり早稲田生は熱いのか、
社会を変えるには・・・という話を
語り合い、こういうの、懐かしいなあと
思っていました。


とはいえ彼も私も同じ意見だったのは、
年をとるにつれて、学生時代に同じように
熱く語り合っていた仲間が驚くほど
社会に適応し、別人のようになってしまう
という話でした。


私も実は学生時代は熱く環境活動を
しており、社会変革という言葉を語り
全国の学生たちと語り合っておりました。
そこには当然尊敬する先輩たちの姿も
ありました。


ところがそれからたったの数年で・・・


彼らがすっかり普通の人に豹変していく
姿に私は驚きを隠せませんでした。


社会人になると会社人になってしまう・・・


というのはその彼が発した言葉ですが
まさにその通りだと思います。
そして彼の尊敬していた先輩たち
素晴らしいレポートを書いていた人たちも
皆、今会うと家の話と会社の愚痴ばかり
なのだといいます。尊敬していた先輩たちの
そんな姿を見ること、本当に悲しいですよね。



そんな中、どうして私は年をとっても
熱いのだろう?と彼は不思議に思ったのでは
ないかと思います。帰りがけに、それって
もしかすると外国語の情報に触れ続けた
おかげかもしれない
、と思いました。


日本社会で本人が望むと望まないに
かかわらず、まわりにひとつの答えしか
なかったら、彼らは適応することを
迫られます。多分彼らも心の底から望んで
そうなったわけでなく、過去の自分に
対する苦々しい気持ちもあるのでしょう。


でも私は専業主婦になり、子供が大きく
なるまで全てを諦めなさいと平気な顔で
たくさんの人に言われ、鬱になった時、
たったひとつの逃げ場がありました。
たぶんそれが語学だったのです。


日本は犠牲の母が美化されるけど、
フランスの子育ては違う。フランスでは
もっと母親になった女性が一人の人間
として大切にされている。子育てに
関しても、「めばえ」や「小学1年生」
のような雑誌ではなく、もっとセンスよく
素敵な子供向けの雑誌が沢山ありました。


そして私はフランスから子供用の
雑誌を数年にわたって定期購読し
子供にはフランス語の絵本を読み聞かせ
ておりました。そしてこのとっさに翻訳
し続ける力が、今の自分を形作ったのだと
思います。


目の前の世界に答えはなくても
そうじゃない世界は確実にある。


いつの日かそこに行けるようにと
悔しい思いをした日はやたらと
語学の勉強に打ち込みました。
悔しさや怒りが募るほど、この野郎!と
思って必死に語学に向き合いました。
人生を変えたかったからだと思います。


ただ夢をみて文句をいう暇があったら
単語のひとつでも覚えろよ!
こんなんじゃ、いざチャンスがきても
ものにできないままじゃないか
と自分に言い聞かせ、たしか単語帳も
持ち歩き、子供がおもちゃ売り場で
遊んでいた時もベンチで勉強していた
気がします。


すっかり忘れていたけれど 
そんな日々があって今があるのだと
思います。



子育て中には細切れの時間しか
ありません。そんな時間しかないことは
本当に悔しいものでした。それでも語学には
細切れ時間や1日たった5分の積み重ねが
大いに有効なため、細切れ時間しか
ないから語学ができないというのは
言い訳でしかないと自分に言い聞かせて
おりました。子育て中の母ほど語学に
向いている存在はない。なぜなら
細切れ時間しかないのだから・・・
(実際そうだと思います)


そうして次第にフランス語を
教える中で、フランスの新聞読解や
雑誌などを定期購読し、ますます
日本と違う世界に触れ続けるように
なりました。職場もフランス人だらけ
だったので、そこには違う世界があり
たまに生徒さんの会社の愚痴を
聞いては、日本社会って恐ろしい・・・
と思ったりしておりました。


多分私が大変な最中にもなんとか
自分を保ってこれたのは、こうして
語学という風穴があいていたこと、
日々リスニングの勉強と思って
ひたすらラジオを聞き、新聞などにも
触れていたことが大きいのかなと
思います。



ニュースを聞くのは単に
勉強のためでしたが、
語学力が上がれば理解度も上がり、
なるほど世界はこんな様子なのかと
理解できるようになってきました。
当然わかればわかるほど面白く
なってきます。そして世界は広いと
気がつきます。別に間違っていない
世界にはとんでもない人もいる・・・
研究を重ねるほどに、最先端の世界を
見出し、友達を見つけたような
気持ちになって希望を見出しました。


そんなことを続けてきたこの
10年ですが、もしこの世界との
接点がなかったら日本社会の閉塞感と
諦めの空気に締め付けられて
とっくに自殺していただろうと思います。


今まではすっかり変わってしまった
先輩たちを心の中で責めてきましたが
もしかすると彼らにはその語学という選択肢が
なかったのかも、とやっと気がつき
そうすると少し同情心が湧きました。
日本社会しか見えてなかったら
本当にその答えしかなかったら
それは確かに適応するしかない・・・


適応するか鬱になって死ぬかではなく
もうひとつの道もあるということ
押しつけられたひとつの答えだけが
本当の答えではないということ
だからこそ他の世界を知るために
ツールとしての語学力が必要だった

そういうことだったのだと思います。


私はもともと語学が非常にできた
わけでもないですし、才能があるわけでも
ありません。BBCを聴き始めた頃は
まったく意味がわかりませんでした。
でも思い返せば、吐きそうになるほど
努力してきたのだと思います。
だからこそ、私に向かって「いいよねー
語学ができる人は」と言われると
内心「お前も吐くまでやってみろ」と思います(笑)
吐くほどやれば、語学なんか誰だってできるのです。
才能なんて関係ありません。


私にとっての語学は適応したくない現実から
逃避する手段でもあり、結局はその
継続が道を開いてくれたのだと思います。


良質なジャーナリズムや素晴らしい
本の原著に触れることは、狭い世界から
開放され、自分の幅を広げてくれます。

選択肢が広がると、行動にも変化が
訪れ、人生の道が変わってきます。
夢をみているだけでは何も変わりませんが
行動を起こすことで道は開けるといいます。
良質な記事を読み、そこで得た変化を
もとに、少しずつ違う一歩を踏み出すと
来年には全然違う道が開けているかも
しれません。

諦めた顔をして適応するのだけが
答え、それこそがわきまえた大人の姿
というのは間違っていると思います。

世界にはそんな固定観念をドカンと
打ち破ってくれる良書が山ほど存在します。


世界には日本以外の全然違う
もっと自由な姿があります。
楽しく笑ってのびのびと、そんな
世界に普通に入っていくこと、
それは私の夢でもあり、きっと
みなさんの夢のひとつでもあると
思います。語学は頑張った分だけ
かならずおつりが返ってきます。
時にはストイックに、脳みその
裏まで汗をかき、時にはワイン
片手に笑いあいながら、みなさんで
一緒に憧れの世界に向かっていけたらと
思います。

World News Caféは毎週末朝9時半から開催中!
やる気のある方のご参加お待ちしております。

英文読解で世界に視野を広げる World News Caféとは

2021年07月01日 | 英文読解


こんにちは、World News Caféの飯田です。
早いものでもう7月が始まりましたね。

私はここ数日、World News Caféについて
ずっと考えておりました。


私はこの会を始めたときからカーネギーの
『人を動かす』を再読し、会の
哲学は「人を大切な人として扱う」
だと思ってやってきました。ですので
みなさんからいただいたメールには
基本的にはしっかりとお返事し、誰もが
心地よく参加できるように心がけてきた
つもりです。


とはいえお客様も神様ではありません。
正直どうかな・・・と心の中で思いつつ
お客さんだから大事にしなければと思って
対応してきたことも多くありましたが、
それが問題を助長することもあるようです。


先日、フランスの状況に詳しい方と
お話する中、日本から痴漢やセクハラが
なくならないのは男性が悪いだけでなく、
女性たちが嫌なことに対して嫌だ!と
声を大にして言わないからかもしれない
という話をしていました。その話は
私にとってだいぶ衝撃的で
考えさせられる話でした。
男も悪いけど、女も悪いのか・・・
(フランスやドイツなどでは
そんな男は殴られるそうです)


日本では自分に嫌なことがあっても
こちらが我慢すればそれでいいという
空気がありますが、その態度こそが
相手の態度を助長させているのかも
しれないと、我が身を鑑みて反省しました。


なんでもかんでも話を聞き、相手の
意見を受け入れていると、今度は
こちらの身が持たなくなり、会の
運営自体が危険な目にあってしまいます。
去年の夏はそれで潰れかけましたが
もうそれを繰り返すわけにいきません。


ですので、今後は場の運営者として
もっとWorld News Caféという場の
ルールやあり方をきちんと提示して
お伝えしていこうと思います。


World News Caféの目的は良質な
英文読解を通じて世界に視野を
広げることです。



World News Caféでは基礎編からワイン
など様々な読解を開催していますが、
World News Caféの醍醐味は
難しくてかたい新聞記事読解にあります。

目指すのはレベル4、一番難易度の
高い新聞記事読解です。


World News Caféはコロナ禍で世界が
豹変していく中で、日本語の情報だけに
頼っていて大丈夫なのか?!
という危機感から始まりました。


世界で一体何が起こっているのか?
これから世界はどう変わるのか?
その中で自分はどう動けばいいのか?


ハイスピードで豹変していく世界の
中で、良質な新聞記事の読解を続ける
ことは、世界を見る目、読む目を
養い、その後世界がどのように
変化していくか、それなりに
判断できる力がついてきます。


そうすると自分の判断力やものの
見方に自身も生まれ、行き当たり
ばったりな判断ではなく、長期的な
視野で物事を判断できるようになります。
また、世界の動きを読むことは
投資に興味ある方にとって欠かせない
ことです。世界の動きの背景、なぜ
そのような動きがあるのか、それを
きちんと理解し、目の前の出来事
との関連性が理解できれば、
不安や怖さが減り、判断に自信が
つき、目の前の知ったかぶりな
人の言動に振り回されなくなります。


特に女性たちは日本社会で
偉そうに振舞う男性たちに対して
ものが言えないことが多かったかと
思いますが、World News Caféで
しっかり学び続けていると「この人
一体何いってるの?本当に
わかってるのかしら」という
冷静な目で判断できるように
なってきます。


良質な文章は人生を変えるだけの
力を持っています。だからこそ
World News Caféは人生を変える
英文読会と名打っています。


とはいえ、人生を変えるには自分の
努力が必要です。私は数々の名著を
読んできましたが、どの著者も口を
揃えていうのは簡単な答えなど
どこにも存在しないということです。


世界中の多くの人が、努力せず、楽に
一晩で大金持ちになる方法を探って
います。ロバート・キヨサキの本に
飛びつく人たちもそんな人です。


でも彼や他の名著の著者も、結局は
そんな方法はないと断言します。
日本でも「瞬読」や「たった2日で」
といった類のものが流行っていますが
叡智にたどり着くにはそれなりの
努力が必要なのです。大切なのは
すぐに諦めないこと、彼らが
「これは本当に効果的、素晴らしい」
と行ったことは読むだけでなく
即実践すること。それを継続して
繰り返すこと。その先にしか答えは
ありません。

World News Caféの英文読解も同様です。
レベル4の英文をいきなりスラスラ
読める人なんてほとんどいません。
(その人はこの会の対象外です)
でも読めるようになるのです。

そのためには
・ボキャブラリーの積み上げ
・英文読解の基礎の積み上げ
・背景知識の積み上げ


が不可欠です。私は毎回解説しますが
解説なしでも自分一人でスラスラ
読めること、それがWorld News Caféの
目標です。そうしたら卒業するか、
月に1回くらい遊びにきて下さい。

でもそこに至るまでに読めない方が
2ヶ月に1回または月に1回だけ、
興味のあるテーマだけに参加しても
ほとんど意味がありません。

叡智というのは努力と行動の積み上げで
ようやく到達できるものなのです。
予習なしでただ解説が聞きたい方、
受動的になんとなく参加したい方は
他に山ほど解説されている日本語での
オンラインセミナーにご参加ください。


また、World News Caféの参加者が
仲良くなるのは、オフ会目的で
参加しているからではなく
皆で大変な読解という共同作業を
やりとげることで、その達成感、
同じように頭に汗をかいた経験を
重ねる中で自然と仲良なるからです。


こうした仲間意識や一体感は独特の
ものであり、「サードプレイス 」の
著者がいうように、新しい人が
常連に受け入れられるのは、継続的
に参加し、彼らに仲間として認識して
もらえるからです。


World News Caféはサードプレイス
ありきではなく、英文読解に参加
することで、サードプレイスに
なっていくのです。


World News Caféはレベル4の新聞読解が
できることを目指し、そこに至るための
道筋を沢山提供しています。とはいえ
基礎編も、楽しさメインの読解も、
目標は難しいけれどもためになる
新聞記事読解なのだということを
ぜひ今一度認識していただければ
幸いです。


World News Caféでは月に1回か
2ヶ月に一度、興味あるテーマを
つまみぐい参加されることを
まったくお勧めしていません。


何度も言っていますが、どのテーマも
本当によりすぐりのものしか
扱っておりません。テーマごとに
受講しようかどうか選べるような
英語のコースは他では普通ありません。
これを繰り返すとこの会も私も
身が持ちませんので、どうか
可能な限りテーマで選ばずに、
先に参加日程を決めていただき、
ご参加いただけると助かります。


テーマで選ばずに参加されている方が
「自分で選ぶと視野が広がらない」
とおっしゃっていましたが、まさに
その通りだと思います。多くの会に
参加した方ほど、どの会も本当に
面白いとおっしゃっています。

英文読解を通じて世界に
視野を広げたい方、もっと広く
自由な世界に出会いたい方、
やる気さえあれば英語力は不問です。
ご参加お待ちしております。

World News Café


英文読解を上達させる たったひとつの方法

2021年07月01日 | 英文読解
こんにちは、World News Caféの飯田です。
夏が近づいてきましたが、お元気で
お過ごしでしょうか。


さて、先日私は息子に勉強の仕方を
教えてくれと言われました。そういえば
勉強しなさいとガミガミいったことは
山ほどあっても、勉強の仕方を教えた
ことはありません。言われてみて
自分でも疑問が沸いたので、しばらく
どんなものか考えてみました。


勉強をしているのになかなかできない
やってもやっても伸びた気がしない
刻々と時間だけが過ぎていく・・・
そんな経験をして焦りを感じている
方もいらっしゃるかもしれません。


いつかスラスラと読める日や訳せる日が
来るんだろうか?とため息をつきたく
なることもありますよね。私も学生時代
日仏学院で、数行のフランス語を前に
訳すのに2時間近くかかったのを
よく覚えています。大学院を修了し
フランス語の翻訳を始めましたが
あまりに時間がかかるため、いつに
なったらここに投入した時間のモトが
取れるんだろうと嘆きたくなりました。


それから10年以上が経って、相変わらず
勉強も予習も嫌いなままですが、
ひとつわかったことがあります。


上達の秘訣というのはたったひとつ

上達するまでやり続けること
だということです。


私は最近ではなぜか料理上手だと
思われているようですが、料理もとても
苦手でした。特に母親になった人なら
一度は挑戦したことのあるイチゴの
ショートケーキ。これは多くの人が
挫折することでも有名です。なぜなら
ショートケーキのレシピにはベーキング
パウダーが含まれず、卵だけで
スポンジを膨らませるのは
至難の技だからです。


私は今ではショートケーキが得意料理の
ひとつになっており、ふんわりした
スポンジも、見た目のいいデコレーション
もできるようになりました。
(面倒なので1年に1回だけですが・・)

そこに至った秘訣はただひとつ


できるようになるまで諦めなかった。

それだけです。

多くの人は1回膨らまないだけで嫌になり
3回も挑戦しないで諦めてしまいます。
私はそういう人に会うたびに、この人は
どれだけ自分に才能があると
思っているんだろう?と不思議になります。
才能がないのであれば、はじめから
うまくいかないのは当然です。


失敗したのには単にその難易度が
高いだけでなく、他にも理由が
あるはずです。卵の温度が冷たかった
生クリームの温度が高かったなど
くやしい失敗から学び、それを
レシピにメモしておけば、その失敗を
繰り返さずに前回よりよいものを
作ることが可能です。


失敗しても反省せずに同じ失敗を
繰り返すだけだと続けても仕方
ありませんが、失敗した反省を
次回に活かせば、確実に上達します。

私は膨らまないケーキが悲しくて
もう一段あとから焼いて作ったことも
硬いスポンジを美味しいといって
食べたこともあります。でも今では
そんなことは起こりません。
語学にもケーキ作りにも
コツはあるはずで、それを自分で
掴んで次回に活かすこと、
それが重要だと思います。


読解のコツについては毎回
口をすっぱくして語っていますが
それに尽きると思っています。
(他にあったら教えて欲しい!)

問題はそれを自分が活かすかどうか
そして「これはよく出ますよ」という
単語だけは覚えるようにしていくこと
それを積み重ねれば毎回少しずつ
上達するようになるはずです。


新聞読解に参加される方で、「今回は
一文が長すぎる!」とおっしゃる方も
いらっしゃいますが、一文が長くても
基本の読み方のコツをつかんでいれば
3行だろうが5行だろうが、別に難しく
なるわけではありません。それは
単に基本が組み合わさっただけなのです。


ですので基本をしっかりとマスターし
大事な単語や文脈の掴み方を
マスターすれば、どんな文章でも
だいたい読めるようになっていきます。
お菓子もきっと同じですよね。
基本のクリームや生地があり、
一番シンプルなものはそれがひとつ。
難しいお菓子はその工程が
3つ組み合わさってできており、
きっと基本をマスターしている人は
応用編も冷や汗をかかずにできるのだと
思います。(私は難しいのは嫌いですが)


一人では挫折しがちな英文読解も
みんなで頭を悩ませながら読解すれば
楽しく充実感もあり、私もできる限り
コツをお伝えしていきます。

レベル4の新聞読解は英文読解の
醍醐味です。前回の武漢の読解も
非常に読み応えがありました。
こういう文章が読めるんだったら、
英語を頑張ってきた甲斐があったな
と思えるかと思います。ぜひ毎回の
読解のつまづきや反省をノートなどに
書き込んで次回に活かしていただき
前回よりもできるようになった自分を
感じていただければと思います。

World News Café

フランスに行くなら

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