語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】慢性便秘の悩み ~新しい薬~

2018年03月17日 | 医療・保健・福祉・介護
 便秘の悩みは、単に便が出ないことだけではない。「コロコロとした固い便は出るが、排便感がない」「便意はあるのに排便されない」「おなかの張りが気になり、仕事や趣味に集中できない」なども「排便困難」という便秘の一症状とされている。
 しかし、市販の便秘薬によく含まれるセンナ(センノイド)などは大腸を刺激して、ぜん動運動を促すため、強い腹痛や下痢が起こることもあるそうだ。
 「便秘ぐらいで病院に行くのは・・・・」とためらう人も多いようだが、各地の病院に便秘外来が増えている。
 また、新しい薬も登場している。「リナクロチド(商品名リンゼス)」は、内臓疾患がなく、腹痛を伴う慢性便秘(便秘型慢性過敏性腸症候群)の治療薬として、初めて健康保険が適用された。腸管粘膜に作用して便の水分量を調節し、便を排せつしやすくするもので、同時に腹痛を起こしにくくする。木下芳一医師(島根大学医学部内科学)は、「薬の作用が腸管粘膜に限定され、胃のムカムカなどが起きにくい」と話している。

□南雲つぐみ(医学ライター)「慢性便秘の悩み ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年5月22日)を引用

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