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散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20081019最近読んだ本

2008年10月19日 22時21分05秒 | 読書
■「極限推理コロシアム」矢野龍王
7名が突然、夏・冬の館に集められ順番に殺されていく。両館の殺人事件の犯人を当てなければ全員が殺されるのだが、間違った犯人を指名しても殺される。という非現実的シチュエーションながら、割とすいすい読めた。

■「「アリス・ミラー城」殺人事件」北山猛邦
読者がこのトリックにだまされるのは良いのだが、登場人物(しかも名探偵らしい)は何をやっているんだ? アホですか? あまりに不自然な話だが、まあそれなりに工夫したとは思う。

■「百鬼園随筆」内田百
内田百本人のようなそうでないような百鬼園。借金ぶりが気持ちいいほどすごい。

■「サイコロジカル 上下」西尾維新
ラブコメ+ジャンプ敵エスカレート小説。極端なキャラ(それが大体において美形)を登場させ、それぞれが(ある意味で)必殺技を持っている。ジャンプマンガの中期から後期に入った頃の辛さを感じる。

以下、図書館の2冊。
■「言いまつがい」糸井重里監修
いまさらながらであるのだが、面白かった。

■「より道街あるき」大竹誠
とても真面目な街あるきエッセイ&写真集で、面白さが足りないと思う私は心が歪んでいるのだと思う。

けだるい日

2008年10月19日 13時17分51秒 | 食べ歩き
今日も天気は良い。昨日までは調子良かったが、今日はちょっと元気がない。二日酔いでもなく体調は悪いわけではないのだが。

ということでだらけた日の定番、近所で昼食&図書館だ。昼食は中華料理「O」。期待して言ったのは餃子なのだが、定食ではなかった。餃子単品もあるのだが、これを注文すると複雑になるしなあ。

結局、広東麺、ミニチャーハン、デザート、ドリンクのセットにした。広東麺は当然のことながら熱々、麺のゆで具合も良い。スープは少し甘めのあっさり味。上に載っている玉ねぎのピリッとした所で最後に口直しになる。チャーハンも作りたてのようで、なかなか良かった。





図書館ではやっと地獄の編物ゾーンを抜けて、料理ゾーンに入ったので、本が選び易い。やれやれ。

バー2軒

2008年10月18日 21時29分13秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
今日の1軒目は久しぶりの「CV」。バーテンダーK氏の服装が真っ白に変わっていて凛々しい。1杯目はジンフィズ。

つまみはサンマと茄子のゼリーよせ、豚肩肉ローストココナッツ風味の2品。ゼリーよせは秋の風味。コンソメ味のゼリーが良い味だ。豚肉はチャーシュー風で甘いタレとココナッツスライスは意外に合う。

2杯目はバンブー、3杯目はクオーターデッキとシェリーで攻めてみた。4杯目は明日シニアバーメンのコンテストがあるというS氏にシェリーのカクテルを相談してみた。するとモルトウィスキーを使ったシェリーツイストと言う珍しいカクテルが登場。シナモンを浮かべているのだが、料理に使うと優しい気がするシナモンの風味だが、こうやって味わうと結構スパイシーな感じがする。

S氏にコンテスト話を聞く。ブラウンスピリッツのテイスティングがあるそうで、正解に近づいても「こんな高いものは出ないはず」などと先入観でぶれてしまうそうだ。ちなみにこの時はヘネシー(だったかな?)のXOがでたそうな。

5杯目もS氏作のジャーナリスト。ドライ・スイートの2種のベルモットを使った全方向の味わいだ。

最後はK氏作のギブソンで締めよう。K氏が秋葉原でメイド喫茶に行った話を聞き(勉強家なのか物好きなのか分からん)、私が”なんこ”の存在を教えてあげるなどいろいろ雑談。

2軒目は地下鉄で移動しすすきのの「N」だ。1杯目は洋ナシマティーニ。少々洋ナシが青っぽい感じであった。2杯目は一度飲んでみようと思っていた山崎の梅酒樽後熟。ふーん、思ったよりはウィスキー原酒の味がしっかりしているな(当たり前か)。その後ほんのりとした甘みと酸味。これが梅酒樽由来の風味であろう。

3杯目はアクアビット+チェリーヒーリングのカクテル。アクアビットの風味がチェリーを上回るんだなあ。強力にガツンと来る味で、このくらいにしておこう。

西方向に歩いて、先日閉まっていたラーメン「A」で醤油ラーメン。500円でこの味はしっかりしたものだと思う。今日は何だか面倒になって写真が一切なしだ。

20081018ギャラリー巡り

2008年10月18日 17時02分36秒 | ART
本日は琴似メトロギャラリー→茶廊法邑・品々法邑→札幌市写真ライブラリー→三越→4プラ→道新→時計台→大同→富士フィルムフォトサロン→大丸→紀伊国屋の11箇所。

■茶廊法邑「滲 -shin-」。実は行くのが初めて。川上加奈の作品は漆塗りであろうか。黒茶の色彩に一点の赤い花が冴える。會田千夏の作品は「煦メラレ、耿瞼豁ケル刻 2008,10,14」というタイトル。3点組の油彩で淡い緑・黄・クリームの色彩。豆の莢か鯨を思わせるような生命感とゆったりしたイメージ。

ご本人にお話を聞いたが(私、大ファンなのである)、植物の芽生えのイメージと赤ちゃんが初めて目を開けて世界を知るイメージを元に描いてみたと言うことであった。私の感想もあたらずとも遠からずというところか。

■札幌市写真ライブラリー「夢Photo」。遠藤祐司「Dead End」「無音」はそのテーマを写真で表現した作品。なかなかイメージぴったりの良い感じだ。岩下和美の廃墟っぽい2作品もいいと思う(作品名なし)。miyabiの「路地裏散歩」は私の好きなテーマだ。

■時計台ギャラリー「GEM木版画展」。毎年結構楽しみな展覧会。須川明美「ハマナス」は実の赤さがくっきりしている。山本修一「厳寒の彩り」は山腹から山頂に至る雄大な風景。石橋孝一「洞爺湖とオブジェクト」は洞爺湖畔の彫刻を取り込んで軽妙な作品。

■富士フィルムフォトサロン「MY PURE NATURE 北海道」。沓間照夫「水の綾」は水面に映る影が揺れるところを写したもの。徳丸晋の「水面」作品はカラフルさがポイントだが、こちらの作品は水墨画のようだ。

今週は平日にあちこち回っていたのと、今日は某イベントに参加したためこんな感じだ。ちょっと疲れ気味で19日は休養としよう。

にわか雨

2008年10月18日 12時18分05秒 | 食べ歩き
今日も何を食べようかといろいろ構想はあったのだが、にわか雨のため地下街から出るのが難しい。ということで、テレビ塔下の「H」へ。他の店は何しろ込んでいたのだ。



そういう消極的な選択で入ったのだが、基本形の定食メニューが嬉しい。私が注文したのはメンチカツ定食であるが、注文してからきっちり作っているところも好感が持てる。



カットされているうち、二切れは醤油、残りをソースで食べる。内部の状態も非常によく、熱々メンチカツであった。惜しむらくは漬け物が寂しい気がするが・・・。でも正しい定食屋さんであると思う。

平日のギャラリー巡り その他

2008年10月17日 19時15分49秒 | ART
10月14日はさいとう→スカイホール→ivoryの3箇所。

■さいとうギャラリー。エスカレータ横に展示してある渡辺良一の版画が面白い。

■スカイホール「第24回北海道テキスタイル協会作品展」。虚心に見ると表現として面白いものもある。

■ivory「ぼくたちの記録-∇(nabla)-荒加寿子・伊藤龍郎・竹田真一郎写真展」。作品数も多いしなかなか見所のある”街”写真だ。小樽文学館、夕張、谷中など、知っている風景があるのも楽しい。

10月15日はバーに行く前にウェストフォー。

10月16日はSTV北2条→たぴお→ラジオ&レコーズ。

■STV北2条ビル「小野寺紀子 ESPOSITIONE」。このビルの展覧会では、ごく普通のビルのエントランスが一体どんな空間に変貌するかと言う楽しみがある。今回はベンチに(といっても通常のベンチではなく作品の展示台だが)等身大の二人の女性像が腰掛けているのだ。材質はポリエステル樹脂らしいが、何ともいえない異物感(良い意味で)である。

「R&R」ではエーデルピルス、ジン+スイートベルモットを2杯、ピコンを飲んで帰宅。

10月17日は古本とビール「A」へ。今日はオゼノユキドケスタウト(だっけ?)を飲んで、内田百本を探る。

隣に座ったお客さんからロールケーキの差し入れ。何の縁もない私もご相伴。かなりしっとり仕上がった(1日寝かすとか)ケーキで、バタークリームとカスタードの中間のようなクリームが珍しい感じ。美味しく頂いて、西11丁目まで歩いて帰宅。

20081017最近読んだ本

2008年10月17日 07時38分51秒 | 読書
■「清談 佛々堂先生」服部真澄
単に芸術作品を愛するだけではなく、見立てなどのシチュエーションや、作品・作家の背景を含めて愛する、楽しい本。

■「バベル島」若竹七海
ややオカルトテイストのミステリー。表題作の狙いはスケール大で面白い。

■「QED熊野の残照」高田崇史
熊野に潜む秘密をトラベルミステリ調で書いた作品。とはいえ、中身の濃厚さは変わらない。

■「あわせ鏡に飛び込んで」井上夢人
技巧的な奇妙な味の作品。広義のミステリーなので、私は少々興味が薄い。

以下、苦しみながらも図書館の4冊。
■「北の漁師宿」川嶋康男
刺身ばかりを食べるのは意外と疲れるので、煮物があるのが嬉しい。しかしいずれの宿も「食べきれないほど」食事が出るのは何とかならないものか。

■「大人のゆび編み」広瀬光治
噂の広瀬先生本だ。ポイントで必ず広瀬先生が指を立ててアドバイスを送ってくれるのだ。うーむ。

■「刺し子」吉田英子
布地の補強が目的の「刺し子」であるが、そこには美しさもあると…。

■「はじめての日本刺繍」紅会
これはなかなかデザイン的に優れたものがある。和風小物にちょっと刺繍があるというのは悪くないのではないか。

食べたもの説明

2008年10月15日 21時05分38秒 | 食べ歩き
本日は恒例カクテルの会。まずは飲んだものを書いておこう。

1杯目:テキーラソーダ
2杯目:マティーニ・・・これが効いた
3杯目:ブルーマンデー
4杯目:バンブー
5杯目:ジャックローズ
6杯目:バラライカ
7杯目:ラスティネール
8杯目:マンハッタン

少々押さえ気味で8杯だ。さて、いつもこの会で利用しているプランでは12品のオードブルが次々と登場する。いつも何を食べたか記憶がないので、今日はメモを取っておいた。それが以下の12品である(食べた順ではない)。

・秋刀魚と茸のブルスケッタ 茗荷とガリのソース
→全体に濃厚味の料理が多い中、酸味の効いたさっぱり味がうれしい。

・蟹マヨネーズと本しめじ茸のパニーニ
→パニーニの印象が強い。

・スモークサーモンと柿の木茸とチーズの湯葉包み
→少々カレー風味の味付け。

・大統領椎茸と高菜漬けのピッツァ・カプリチョーザ
→ピザとしては美味いが、椎茸をもう少し大切りにしてほしい。

・マッシュルームのポタージュとガーリッククルトン
→スープにマッシュルームの味がよく出ている。

・帆立貝と茸のリヨネーズポテト
→これは濃厚味。

・イベリコポークソーセージとエリンギ茸のグリルサラダ
→エリンギが大変よろしい。ソーセージは味付けが濃い目で、イベリコならではという感じはしない。

・栗とタモギ茸とベーコンのキッシュ
→キッシュにはちとうるさい私である。栗の甘みとベーコンの塩気のバランスよし。

・鯖の白胡麻マスタードソテー エノキ茸と春菊添え
→今回はこれかな。鯖にびっしりついた白胡麻の風味が効いている。歯ざわりも良い。

・舞茸とさつまいものロールビーフカツ 焼き林檎添え
→ボリューム感のある一品。リンゴも効いているが、舞茸の存在感が薄い。

・鶏肉と茸の味噌クリームパスタ 大葉の香り
→いい具合に和風テイスト。多分結構濃い味だが、大葉が効果有り。

・本日のデザート
→ムースかなあ。ややもさっとした感じ。

ということで、いくら少量ずつとは言え、腹一杯になるわけだ。料理としては大変こっているが、キノコを生かすためにはもう少しさっぱりしたものを混ぜてほしかった気がする。

20081014最近読んだ本

2008年10月14日 07時30分45秒 | 読書
■「稀覯人の不思議」二階堂黎人
手塚マンガの愛好会会長が殺害され、古書が盗まれる。しかし盗まれたのはなぜか一部だけであり、しかもその一冊は焼かれてしまう。犯人の目的は一体何? 楽しく読めるマニア物だが、犯人の唐突な人間像には違和感あり。

以下図書館の6冊。
図書館の棚は現在”衣服・裁縫、手芸 ”のあたりに来たため、拷問に近い。

■「幸せになる力」清水義範
著者がこういう本を折角書いて読んでほしいと思う層は、たぶん読書をあまりしない。

■「日本人の死に時」久坂部羊
私が死ぬ頃には安楽死を選択出来るようになっているのではないかと思う。

■「「まずい!!」学 組織はこうしてウソをつく」樋口晴彦
とりあえず自分の属してきた(いる)組織については、全く触れないらしい。言うことは立派だが足元は見えてない。

■「はじめてのワイヤークラフト」西野みわ
・・・

■「スタジオコルギのテディベアブック」福和邦子、井上由季子
テディベアは結構良い大人の趣味なんだよね。興味ないけど。

■「群ようこ[編物]術 毛糸に恋した」群ようこ
もちろん編物などやらぬ私であるが、さすがに群ようこの本だけあって、エッセイとしてちゃんと読める。やれやれ。

20081013最近読んだ本

2008年10月13日 22時40分09秒 | 読書
■「京都、オトナの修学旅行」赤瀬川原平、山下裕二
面白い解説をしてくれる人と一緒に行ってみたいものである。

■「インペリウム=アルファからの脱出」フォルツ、フランシス
ブルがアフィリーから目覚める。細胞活性装置の不調だったというのが原因らしいのだが、それで40年間のとんでもない圧制をなかったことにする気なのか。

■「エイリアンチャイルド」パメラ・サージェント
猫型エイリアンに一人育てられた主人公。他に人間はいないのか、そもそも人類はどうなったのか・・・。と、発端はよくあるものの面白い立ち上がり。ストーリーは甘いテイストでもう一つ物足りない(再読)。

■「量子真空」アレステア・レナルズ
全ての知性体を絶滅させようとする機械知性。その目的は本当に絶滅だけなのか。はたまた対抗するための失われた超兵器は発見できるのか。

大変面白い真っ当なSFなのだが、何しろ文庫本で1200ページ。1200ページだと私の平均速度では3時間20分で読み終わるはずなのだが、本を持つのに疲れて集中できない。結局、苫小牧往復と滝川への往路の電車に自分を追い込んで読破。他にすることがないので集中できた。

■「おいしいもの、まずいもの、どうでもいいもの」佐川芳枝
この人の本を読むと寿司屋がいいところに思えて行きたくなる。

■「阿房列車」内田百
愚痴なのやら、軽妙な語りなのやら、とにかく天才的な文章だ。

■「御馳走帖」内田百
妙なこだわりを見せつつ悩んでいるうちに、全てどうでも良いような結果に陥るあたりは、何と言うべきか。計算があるような無いような、ポリシーもあるような無いような、とにかく面白い文章である。

今ひとつの懸案事項

2008年10月13日 14時03分13秒 | 食べ歩き
今日の昼食は久しぶりにタイカレーだ。新店を開発しようとしたのだが、なかなか思うに任せず、結局琴似の「S」へ。今日は他にも芸森に行くべきか、ファクトリーの根室物産展に行くべきか悩んだのだがキャンセル。

今日はランチメニューの中からレッドカレーにした。最初にサラダ。このサラダ実はちょっと妙な香りがするのである。恐らくドレッシングにナンプラーが入っているのではないだろうか。そしてまた目が覚めるように辛い。これで胃が活性化してくる。



続いて鶏肉のスープ。これは酸っぱい味だ。温かくて酸っぱい料理というのは、日本ではあまり無い味わいだと思う。酢豚(中華料理だが)も酸味はあるが、塩気のほうが勝っているといえよう。このスープは明らかに一言でいうと「酸っぱい!」のだ。この店はシェフがタイ人なので、多分本場の味なのだと思う。



タイの斬新な味で刺激をした後に、レッドカレーだ。これはココナッツの効いたマイルドな味ながら、食べていくうちにちょうど辛さが感じられる。無闇に辛くないのが嬉しいところだ。具は豚肉・竹の子・茄子とこれまたゴロゴロ入っている。更に何度も言っているかも知れないが、タイ米が嬉しい。仄かにジャスミンのような香り、長粒米にカレーをたっぷりかけて食べる。


・・・写真がボケた。

うーん、今日も満足だ。今度は一品料理を幾つか注文して、ビールを飲まなくてはいけない。夜はもちろんだが、土日祝は日中から全メニューを自由に注文できるのだ。これが新たなる懸案事項である(←下らない)。

その後、山の手方面に移動し、くすみ書房地下の「ソクラテスのカフェ」で「矢萩多門展」を見る。カフェの奥に小さな展示スペースがあるのを初めて知った。作品はアジア風のペン細密画で、なかなか面白い表現であった。新聞でも紹介されたせいか本日は客が多かった模様。フレンチローストを飲んで帰宅。


日曜日に飲みに出る

2008年10月12日 22時21分25秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
日曜日に飲みに出ると店の選択に困る。もちろん大手チェーン居酒屋などは開いているのだが、一人であまりそういう店には行かない。渋い個人店は概ね休みであったりする。

ということで以前も日曜日におじゃました串焼き「C」へ。1杯目にビールと鳥精、牛バラ煮込みを注文。鳥精はなかなかいける。前回来たときは勝手が分からず、6本お任せセットにしたのだが、6本同時に来ると最後の一本はやはり冷めてしまう。他の客の注文の仕方を見ても、1種類(2本)ずつ頼むのが正解のようである。

牛バラ煮込みは少々思ったより肉が少なかったが、ゴボウ、玉ねぎ、ネギの野菜陣とあっさりしたスープが美味しい。スープをつまみに飲むのは、悪くないものだ。



続いて芋焼酎三岳をロックでもらい、とりもつを注文。うむ、このとりもつはかなりのハイレベルだ。先端と最後のもつ(部位不明)は噛むと旨みがにじみ出てくるので、肉質も焼き方も良いものだと思う。間に薄切りのゴボウが挟まっており、この土臭い感じも合いの手にはいい感じだ。真ん中の腹玉は玉子の黄身だけにもっさりしているが、味わいは濃厚である。



飲み物は最後にゴマ焼酎紅乙女。ゴマの風味がきちんとする。焼き物をもう少し食べたいところであるが、この辺でセーブ。他のお客さんは皆”せせり”を注文しているようだったので、次回はそれを頼んでみることにしよう。

2軒目はバー。バーならば日曜日も開いている店が何軒かある。珍しく南5丁目まで移動し、見慣れない路地で富士宮やきそばを出している店を発見。そしてバー「Z」へ。



さっぱり感が欲しく1杯目はテキーラのカクテル、ブロードウェイサーストの酸味ある味わいを楽しむ。カクテルの間にメニューを見てしばし黙考。この店は珍しいモルト・ラム・ブランデーがそろっているのだ。

2杯目はセントジェームスXO 240周年記念ボトル。記念だけあってゴージャスな感じのボトルに入ったラム酒である。味わいはラムの黒糖っぽさをわずかに感じさせながら、実にスムースで大人の味。

3杯目はポールジローヘリテージ 50年。これはまた何と贅沢な味わいだろうか。50年という年数から枯れた感じを思い浮かべるが、意外とフレッシュなフルーツ味がする。香も爽やかでブドウっぽさが感じられるがやはり余韻は長い。

久々の「Z」を出て、すすきの交差点へ。



飲みだすのも飲み方も早いため、時刻はまだ20時半。もう一軒かなと「C」へ。こちらではウィスキーソーダ、マティーニを飲む。普段は18時頃と早い時間に来るため、こういう時間(しかも日曜日)の客層が珍しく感じられる。ほど良い賑わいで良かった良かった。



帰りにラーメンを食べようかなと思ったが、予定の店が休み。やはり日曜日は感覚が狂う。ということで昼に続いてカレーになってしまったが、「LS」にてハンバーグカレー。晩飯らしいものを食べていないとは言え、ちょっと重かったか。


20081012ギャラリー巡り

2008年10月12日 17時48分27秒 | ART
少し過去に遡る。
6日(月)は北一→たぴお。
9日(木)は時計台。

12日(日)は大通→紀伊国屋→大丸→JRタワー→道銀駅前支店→富士フィルムフォトサロン→大同→道新→丸井→さいとう→アートスペース→ART-MAN→三越の13箇所。

■時計台ギャラリー「時計台ギャラリーコレクション 『抽象の刻』」。A室がコレクション展になっていたが、中止になった展覧会でもあったのだろうか。それはさておき、なかなか面白かった。安田侃の珍しい版画(近美の入口にある彫刻と同じモチーフ)があった。

■紀伊国屋ギャラリー「GIFT DOGS 5th GALLERY 命」。技術的にどうのという感じはないが、それなりに面白い。しろちかゆり「プリ帳」はプリクラを集める手帳を、色鉛筆などの手描きで再現した作品。一度もプリクラを撮ったことのない私には思いつかないであろう。隣のアラスカ写真展も見所あり。長大な蛇行川がすごいのだ。

■大丸「千住博展」。版画でない作品は1300万円なり。生きてる人でこれくらい高い人って、大御所を除くとそんなにいないのでは。

■「JRタワー ART-BOX」。伊藤隆介の動く模型をカメラで撮影し、特撮チックに映像化した作品2点。空飛ぶ乳母車と踊るコピー機。コピー機はコピーを取る瞬間の光まで再現されるなど、芸が細かい。惜しいのは通る人が誰も気がつかないことだ。私が写真を撮影していたので気がついて近寄ってきた人がいたかと思ったら、すみっこで子どもの服を直しているだけであった。


・・・動画にすれば良かったか。

■アートスペース「陶芸人間展」。販売作品の中では卵形の杯で足がトゲトゲになっているものが欲しくなる。でもきりがないから買わない。

■ART-MAN「Mark Insalaco Exhibition Two Faces Of Insalaco」。日本の古典アートに興味をもち、さらに色彩のみの作品、ドット画、写真と様々な作品を発表するアメリカ人の展覧会。と、日本人の奥様が教えてくれた。

日曜日の昼食

2008年10月12日 12時52分29秒 | 食べ歩き
今日は餃子を食べようかとあるビルに行った所、店が軒並み閉まっていた。オフィス街なので日曜日はすべて休みらしい。少し考えて、カレーの「K」へ。

今日はベジタブルカレーの辛さ普通にしてみた。辛さ普通にするとやや物足りないのだが、中辛にすると結構ハードルが上がる。まあ今日はこれで良いのではないかな。



ウェイトレスの人が実に気が効かない感じで気になる。私自身は迷惑をこうむらなかったが、シェフが結構気の毒。

食べ終わってギャラリー巡りを開始。ビルの喫茶店の窓に変な矢印。何を指しているのだろうか。


道央縦断(3)

2008年10月11日 21時24分16秒 | 飲み歩き・北海道内
そして最後は、野幌の沖縄料理店「I」へ。札幌市内で今ほど沖縄料理店ができるより前からやっている店だ。私が一度だけ行ったのも、もう5年くらい前だろうか。



さて今日の一番目の客となり、メニューを見る。沖縄料理はもちろんだが、それ以外の居酒屋メニューもちゃんとしたものがあるのだ。まずホッキと松川鰈の刺身にしよう。





松川には縁側がついており、さっぱりな中にもコクのある味。ホッキはやっぱり貝の王者という感じだ。

泡盛を飲みつつパパイヤチャンプルー、ラフテーと沖縄料理へ転じる。パパイヤはジャガイモ千切りのような歯ごたえで、少々青っぽい香りがする。かつお節が大量に入っているようで、和風のしっかりした味だ。

それからラフテー。これが前回来た時に大変美味しく、今回もう一度来てみようと思った原動力なのである。写真がボケてしまい掲載できないが、皿に大きな直方体が鎮座する姿が美しい。本場では当たり前なのかもしれないが、ラフテーには豚の皮の部分がついている。この部分の味わいが凡百の豚の角煮との違いになるのである。あまりの美味さに即完食。

次に豆腐よう、チキナー(からし菜の炒め物)をつまみにしばらく泡盛を飲む。やっぱり豆腐ようの発酵した味は泡盛に合う。沖縄の豚メニューが足・耳・顔と豊富な中、トンタン塩焼きというのを注文。砂肝にもにた歯ざわりのところを塩コショウでさっと食べる。



そして最後はやはり沖縄そばだ。出汁が良いのだろう。良い香のするツユに途中からコーレグースを投入。ちょっと多く入れすぎたため辛くなりすぎてしまったが、じわじわしみてくる味わいを堪能。



いやー、文句なしに美味かった。さてこれで野幌から琴似に移動し、バー「D」へ。一杯目は「味わいのある強いロングを」とマスターに無茶振り。カナディアンクラブ+ペルノー+水のカクテル。確かに水割りというのはロングカクテルだよな。ペルノーが効いており、味わいがあるというのも十分クリアしている。

2杯目は最近お気に入りのイチローズモルトから、イチロー7オブクラブス。度数59度とあって、華やかなパンチの効いた味。しかしかすかな酸味と渋みもあり、熟成年数から想像するより複雑な味わいがする。



最後に以前飲めなかったフランスのジ・ヴァイン・ジンを飲んで終了。葡萄由来の香りがするジンであった。

展覧会を見る時間が少なくて慌しい一日だったが、今日は楽しかった。大人は特急に乗ってもっと時間を有効に使うべきかもしれないが、一日散歩きっぷの良さは手放せない。電車に乗っている最中は懸案事項だった本(1200ページもあり苦戦していた)を読み終えたし、有意義だった。