散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20081013最近読んだ本

2008年10月13日 22時40分09秒 | 読書
■「京都、オトナの修学旅行」赤瀬川原平、山下裕二
面白い解説をしてくれる人と一緒に行ってみたいものである。

■「インペリウム=アルファからの脱出」フォルツ、フランシス
ブルがアフィリーから目覚める。細胞活性装置の不調だったというのが原因らしいのだが、それで40年間のとんでもない圧制をなかったことにする気なのか。

■「エイリアンチャイルド」パメラ・サージェント
猫型エイリアンに一人育てられた主人公。他に人間はいないのか、そもそも人類はどうなったのか・・・。と、発端はよくあるものの面白い立ち上がり。ストーリーは甘いテイストでもう一つ物足りない(再読)。

■「量子真空」アレステア・レナルズ
全ての知性体を絶滅させようとする機械知性。その目的は本当に絶滅だけなのか。はたまた対抗するための失われた超兵器は発見できるのか。

大変面白い真っ当なSFなのだが、何しろ文庫本で1200ページ。1200ページだと私の平均速度では3時間20分で読み終わるはずなのだが、本を持つのに疲れて集中できない。結局、苫小牧往復と滝川への往路の電車に自分を追い込んで読破。他にすることがないので集中できた。

■「おいしいもの、まずいもの、どうでもいいもの」佐川芳枝
この人の本を読むと寿司屋がいいところに思えて行きたくなる。

■「阿房列車」内田百
愚痴なのやら、軽妙な語りなのやら、とにかく天才的な文章だ。

■「御馳走帖」内田百
妙なこだわりを見せつつ悩んでいるうちに、全てどうでも良いような結果に陥るあたりは、何と言うべきか。計算があるような無いような、ポリシーもあるような無いような、とにかく面白い文章である。

今ひとつの懸案事項

2008年10月13日 14時03分13秒 | 食べ歩き
今日の昼食は久しぶりにタイカレーだ。新店を開発しようとしたのだが、なかなか思うに任せず、結局琴似の「S」へ。今日は他にも芸森に行くべきか、ファクトリーの根室物産展に行くべきか悩んだのだがキャンセル。

今日はランチメニューの中からレッドカレーにした。最初にサラダ。このサラダ実はちょっと妙な香りがするのである。恐らくドレッシングにナンプラーが入っているのではないだろうか。そしてまた目が覚めるように辛い。これで胃が活性化してくる。



続いて鶏肉のスープ。これは酸っぱい味だ。温かくて酸っぱい料理というのは、日本ではあまり無い味わいだと思う。酢豚(中華料理だが)も酸味はあるが、塩気のほうが勝っているといえよう。このスープは明らかに一言でいうと「酸っぱい!」のだ。この店はシェフがタイ人なので、多分本場の味なのだと思う。



タイの斬新な味で刺激をした後に、レッドカレーだ。これはココナッツの効いたマイルドな味ながら、食べていくうちにちょうど辛さが感じられる。無闇に辛くないのが嬉しいところだ。具は豚肉・竹の子・茄子とこれまたゴロゴロ入っている。更に何度も言っているかも知れないが、タイ米が嬉しい。仄かにジャスミンのような香り、長粒米にカレーをたっぷりかけて食べる。


・・・写真がボケた。

うーん、今日も満足だ。今度は一品料理を幾つか注文して、ビールを飲まなくてはいけない。夜はもちろんだが、土日祝は日中から全メニューを自由に注文できるのだ。これが新たなる懸案事項である(←下らない)。

その後、山の手方面に移動し、くすみ書房地下の「ソクラテスのカフェ」で「矢萩多門展」を見る。カフェの奥に小さな展示スペースがあるのを初めて知った。作品はアジア風のペン細密画で、なかなか面白い表現であった。新聞でも紹介されたせいか本日は客が多かった模様。フレンチローストを飲んで帰宅。