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お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

佐野常民記念館&三重津海軍所跡

2016年02月10日 | 佐賀ネタ
昨日、風が冷たいものの、よい天気。
遠来の身内の案内を兼ねて、初めて、世界遺産になった佐賀市川副町、諸富町にまたがる「三重津海軍所跡」へ。

 「三重津海軍所跡」とは、欧米列強がアジア進出の幕末、危機感をもった佐賀藩のはたらきかけに、幕府も、また、佐賀藩と1年交替で長崎港・出島の警備をしていた福岡藩も同意しなかったので、佐賀藩が、独自に作った海軍拠点で、洋式船の製造、修復を行った場所です。
 
 

 見えない三重津(みえないみえつ)と、ダジャレで形容される、何も見えない遺構(保存のため埋め戻されている)のため
私の周辺の佐賀の者は、行こうと思えば、近くてすぐ行けるのに
「どうせ行ったって、何もないし・・・
な~んて言って、訪れようともしなかったのですが・・・

 行ってみたら、面白かったですよ~
 
 まず、佐野常民記念館へ(ここが三重津海軍跡めぐりの拠点も兼ねています)

 スタートは、3階。
 見晴らしよく、室内には、ドライドッグの説明や、当時の様子など展示されています。
 何より、わかりやすく勉強になったのは、紹介ビデオ。
 三重津海軍の当時の背景、歴史、しくみなど、「へー、そうだったのか~」と、じっくり拝見しました。(何しろ、平日の午前中に行ったので、来客も少なく、ゆっくりできました) 

 3階から2階に降りて、記念館の主人公、明治に大活躍した佐野常民の年表や、これまた、紹介ビデオを見学。

 お恥ずかしいことながら、佐野常民は、日本赤十字の創設者という認識しかなかった、私オバサンですが
すごい方だったのですね。

 佐野常民は、緒方洪庵や伊東玄朴に医学を学び、佐賀に帰ってからは、佐賀藩精錬方の主任をはじめ、佐賀藩で理化学研究を指揮、三重津海軍所の責任者も務め、国産初の蒸気船も完成。
 明治になってからは、政府の要職を歴任し、万博などの団長を務め、訪欧。そこで、敵味方なく救助する赤十字を知り感銘。
明治10年の西南戦争の折、敵味方区別無く、負傷者救援する「博愛社」を設立。のちに「日本赤十字社」と改称され、初代社長に就任。
 
というキャリアの方であります。

 佐野常民の紹介を見学後、、日本地図を作成した 伊能忠敬の展示もあっていて、そちらも拝見。 写真 ↓

 

 虫眼鏡が準備されているのですが、どうやって書き込んだのだろう と、不思議なくらい小さな字で、地図には、山の名前まで書き込まれています。中高年のヒーローです。すごい

 
 で、三重津海軍所跡・・・何も見えないけれど、実際、跡地を巡って、お借りしたスコープで、ポイント地点で見ると、解説と共に、過去の状態が360度、ぐるりと見えます。

 いやあ、楽しかった 見学には、2時間たっぷりかかります。

 ところで、ここには、レストランも喫茶室も、大きなお土産店もありません。
 佐賀は、県別魅力度ワースト2位らしいですが・・・こういうところが、何とかなりませんかね~
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2月の言葉 その3

2016年02月08日 | 行事・案内
 法専寺山門掲示板の今月の言葉は

 小冊子「言葉のプレゼント」(平成27年度版)にあった言葉です。

 人生に
 リセットボタンは
 ないけれど
 スタートボタンは
 何回押しても
 いいんじゃない


ところで、昨日、ご紹介を忘れておりました。

 2月7日は、本願寺派仏教婦人会創設や仏教精神に基づく女子学校設立に尽力された、九條武子さまの祥月命日如月忌でした。

 

 

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初参式

2016年02月07日 | 行事・案内


若院の両親が遠路来てくださり、きょう、3番目の孫の初参式(しょさんしき、赤ん坊のお寺初参り)をしました。
二人のジジ、ババと両親と姉たち一同でお勤め(父親の若院が「正信偈」の調声)し、一同焼香し、礼拝(らいはい)しました。
「初参式」とは、授かった赤ん坊を私物化せず、「仏の子」として育てる
誓いと感謝のお祝いの仏事です。
有り難い、仕合わせな仏事です。

法専寺の合同の「初参式」は
3月20日午前中に予定しています。
「新入園、新入学お祝い会」も併せて行います。

該当のお子さん方、どうぞ、お参りください
ウチの孫たちもあらためて、参加させいただきます。
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2月の言葉

2016年02月05日 | 仏教
 東井義雄先生の言葉で綴る「ほのぼのカレンダー」 2月の言葉は

 悲しみに出会ったおかげで
 今まで見えなかった世界が
 見せていただけるようになった


 
 
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手の温もり

2016年02月04日 | 雑感
 首、肩、背中、腰、体中コリコリに、こり固まっていたので、先日、ちょっと時間をもらって、マッサージに行きました。

 初めてのお店でしたが、ドーナツ枕にうつぶせで寝て、全身もみほぐしていただき、あまりの気持ちよさに、よだれを垂らしそうでした。

 マッサージは、機械でするよりも、やはり、人の手で、もんでもらったほうが気持ちいい。

 生後1ヶ月の孫は、グズグズ泣いていても、抱っこされると、ピタッと泣き止んで、安心して眠る。

 胃カメラ検査でウエッと気持ち悪い時も、看護師さんが、やさしく背中をさすってくださると、気持ち悪さが軽減される。

 まだ、今のところ、重病の経験はないけれど、ものすごく具合が悪い時、誰かそばにいて、手を握っていてもらうだけで落ち着けるような気がする。

 手の温もりに言葉は要らない。

 
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楽しくお寺参り

2016年02月02日 | 雑感
先日、坊守会でお世話になった組内J寺さんが、ご紹介くださった お参りカードです。 写真 ↓

 

 

 裏表紙には、法座にお参りの度に、シールを貼ります。
 ポイントがたまる度に、豪華?賞品があります。という旨、ユーモラスに書かれています。

 お隣のK組で、「巡番報恩講」の折、その年の会所全寺院のお参りを奨励するため、スタンプラリーをされている ということをお聞きしたことがあります。

 私のバッグの中には、すぐ探せるよう、カード入れが入っていて、行きつけの各店舗のカードがずらりと入っています。
お店のカードは、何だかお得感がありますもの。

 お得感でなくても、例えば、子どもの時のラジオ体操のスタンプだって、たくさん押してあったら、頑張った達成感があって、うれしかったものです。

 お寺参りも、しぶしぶの義理参りでなく、こういう好詣(スマイル)カードがあったら、楽しいかも

 そして、楽しくお参りしているうちに、仏法に深くうなずいてくださる方々が、もっと、もっと、たくさん増えてくださると、有り難いことです。
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2月の言葉 

2016年02月01日 | 仏教
 今月の法語カレンダーの言葉は

 生きとしいくる
 ものすべて
 この みひかりの
 うちにあり


 若い方には、英訳のほうがわかりやすいでしょうか(カレンダーには英訳も書かれています ↓ )

 All living beings, without exception, are embraced in this radiance.

this radiance は、物理的な光線 ではなく 仏さまの智慧と慈悲の光

 仏智の光の中に、包まれ、いだかれている私たち。
 気づくまいが、反抗しようが、仏の大きな願いの中に、生かされ、生きている私たち。

 南無阿弥陀仏
  

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