昨日、風が冷たいものの、よい天気。
遠来の身内の案内を兼ねて、初めて、世界遺産になった佐賀市川副町、諸富町にまたがる「三重津海軍所跡」へ。
「三重津海軍所跡」とは、欧米列強がアジア進出の幕末、危機感をもった佐賀藩のはたらきかけに、幕府も、また、佐賀藩と1年交替で長崎港・出島の警備をしていた福岡藩も同意しなかったので、佐賀藩が、独自に作った海軍拠点で、洋式船の製造、修復を行った場所です。

見えない三重津(みえないみえつ)と、ダジャレで形容される、何も見えない遺構(保存のため埋め戻されている)のため
私の周辺の佐賀の者は、行こうと思えば、近くてすぐ行けるのに
「どうせ行ったって、何もないし・・・
」
な~んて言って、訪れようともしなかったのですが・・・
行ってみたら、面白かったですよ~
まず、佐野常民記念館へ(ここが三重津海軍跡めぐりの拠点も兼ねています)
スタートは、3階。
見晴らしよく、室内には、ドライドッグの説明や、当時の様子など展示されています。
何より、わかりやすく勉強になったのは、紹介ビデオ。
三重津海軍の当時の背景、歴史、しくみなど、「へー、そうだったのか~」と、じっくり拝見しました。(何しろ、平日の午前中に行ったので、来客も少なく、ゆっくりできました)
3階から2階に降りて、記念館の主人公、明治に大活躍した佐野常民の年表や、これまた、紹介ビデオを見学。
お恥ずかしいことながら、佐野常民は、日本赤十字の創設者という認識しかなかった、私オバサンですが
すごい方だったのですね。
佐野常民は、緒方洪庵や伊東玄朴に医学を学び、佐賀に帰ってからは、佐賀藩精錬方の主任をはじめ、佐賀藩で理化学研究を指揮、三重津海軍所の責任者も務め、国産初の蒸気船も完成。
明治になってからは、政府の要職を歴任し、万博などの団長を務め、訪欧。そこで、敵味方なく救助する赤十字を知り感銘。
明治10年の西南戦争の折、敵味方区別無く、負傷者救援する「博愛社」を設立。のちに「日本赤十字社」と改称され、初代社長に就任。
というキャリアの方であります。
佐野常民の紹介を見学後、、日本地図を作成した 伊能忠敬の展示もあっていて、そちらも拝見。 写真 ↓

虫眼鏡が準備されているのですが、どうやって書き込んだのだろう と、不思議なくらい小さな字で、地図には、山の名前まで書き込まれています。中高年のヒーローです。すごい
で、三重津海軍所跡・・・何も見えないけれど、実際、跡地を巡って、お借りしたスコープで、ポイント地点で見ると、解説と共に、過去の状態が360度、ぐるりと見えます。
いやあ、楽しかった
見学には、2時間たっぷりかかります。
ところで、ここには、レストランも喫茶室も、大きなお土産店もありません。
佐賀は、県別魅力度ワースト2位らしいですが・・・こういうところが、何とかなりませんかね~
遠来の身内の案内を兼ねて、初めて、世界遺産になった佐賀市川副町、諸富町にまたがる「三重津海軍所跡」へ。
「三重津海軍所跡」とは、欧米列強がアジア進出の幕末、危機感をもった佐賀藩のはたらきかけに、幕府も、また、佐賀藩と1年交替で長崎港・出島の警備をしていた福岡藩も同意しなかったので、佐賀藩が、独自に作った海軍拠点で、洋式船の製造、修復を行った場所です。

見えない三重津(みえないみえつ)と、ダジャレで形容される、何も見えない遺構(保存のため埋め戻されている)のため
私の周辺の佐賀の者は、行こうと思えば、近くてすぐ行けるのに
「どうせ行ったって、何もないし・・・

な~んて言って、訪れようともしなかったのですが・・・
行ってみたら、面白かったですよ~

まず、佐野常民記念館へ(ここが三重津海軍跡めぐりの拠点も兼ねています)
スタートは、3階。
見晴らしよく、室内には、ドライドッグの説明や、当時の様子など展示されています。
何より、わかりやすく勉強になったのは、紹介ビデオ。
三重津海軍の当時の背景、歴史、しくみなど、「へー、そうだったのか~」と、じっくり拝見しました。(何しろ、平日の午前中に行ったので、来客も少なく、ゆっくりできました)
3階から2階に降りて、記念館の主人公、明治に大活躍した佐野常民の年表や、これまた、紹介ビデオを見学。
お恥ずかしいことながら、佐野常民は、日本赤十字の創設者という認識しかなかった、私オバサンですが
すごい方だったのですね。
佐野常民は、緒方洪庵や伊東玄朴に医学を学び、佐賀に帰ってからは、佐賀藩精錬方の主任をはじめ、佐賀藩で理化学研究を指揮、三重津海軍所の責任者も務め、国産初の蒸気船も完成。
明治になってからは、政府の要職を歴任し、万博などの団長を務め、訪欧。そこで、敵味方なく救助する赤十字を知り感銘。
明治10年の西南戦争の折、敵味方区別無く、負傷者救援する「博愛社」を設立。のちに「日本赤十字社」と改称され、初代社長に就任。
というキャリアの方であります。
佐野常民の紹介を見学後、、日本地図を作成した 伊能忠敬の展示もあっていて、そちらも拝見。 写真 ↓

虫眼鏡が準備されているのですが、どうやって書き込んだのだろう と、不思議なくらい小さな字で、地図には、山の名前まで書き込まれています。中高年のヒーローです。すごい

で、三重津海軍所跡・・・何も見えないけれど、実際、跡地を巡って、お借りしたスコープで、ポイント地点で見ると、解説と共に、過去の状態が360度、ぐるりと見えます。
いやあ、楽しかった

ところで、ここには、レストランも喫茶室も、大きなお土産店もありません。
佐賀は、県別魅力度ワースト2位らしいですが・・・こういうところが、何とかなりませんかね~