お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

10月の言葉 その2

2018年10月08日 | 仏教
 10月7日は、晴れの暑い中、予定通り、幼稚園の孫の運動会が行われました。
 毎年、幼稚園の運動会には、若院の両親が遠路(茨城県日立市)来てくれるので、孫の相手は、日立のジジババにお任せして、我々佐賀のジジババ夫婦は、連休中のお寺の法務や雑事に専念しています。


 さて、法語カレンダー10月の言葉は

 親鸞聖人『唯信鈔文意』より

 煩は、身をわずらわす
 悩は、こころをなやますという  


というお言葉です。

 法語カレンダーの解説書『心に響くことば』の中で、田中信勝師は

 煩悩とは自己中心的な「自分の思い通りにしたい」という心のことである。
「自分の思い通りにしたい」という心は、必ず「思い通りにならない世界」を生み出す。
 自分の思い通りにならない世界は、怒りと愚痴の人生であること。

をお示しです。

 また、親鸞聖人の師・法然上人のお言葉(現代語訳で)

 「煩悩(自分の心)を人生のお客さんとして、念仏(阿弥陀さまのお心)を人生のご主人として生きてゆくならば、間違いなく(お浄土を目的地とした)豊かな人生を歩むことができるでしょう」

と、ご紹介くださっています。

 煩悩に振り回されない人生を心がけても、すぐ忘れる、本当~に、ジコチュウの私・・・
 そんな私に寄り添ってくださる阿弥陀さま。
 煩悩は離れられなくとも、そんな私だからこそ、
阿弥陀如来が「南無阿弥陀仏」となって、私に呼びかけてくださっていること、
その御恩だけは、忘れないように、人生を歩みたいと存じます。
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