お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

子どもの声が騒音?

2015年04月21日 | 仏教


 都会では住宅地に保育園を作ることに反対される方がおられ、
その理由が「騒音」 とニュースで見ました。

 昼間、住宅地で家におられる ということは、
在宅のお仕事をしておられる方なのか、夜勤の方なのか、ご病気で臥せっておられる方なのか、高齢者なのか・・・

 24時間、静かな環境におられたのに、昼間、子どもの声で騒々しくなることに不快感をもたれるご事情もあるのかと思いますが、

 ここは、「布施」の心で、ご寛容くださると、いいのになあ~ と、感じます。

 だって、お互い、自分では何一つ、できず、全て周りの大人にお世話をかけた赤ん坊の頃
時と処 構わず、ギャーギャー大泣きして、周囲の大人を困らせたであろう幼少期
 
 大人に迷惑かけることなく、大きくなった人は、一人もいないはず・・・
 そもそも、子どもの声を「騒音」などと言う大人は、少なくとも、私の周辺には一人もいませんでした。

 写真は、本願寺派の「仏教こども新聞」2月号の表紙です。

 大人になった今でも、自分が気づかないだけで、周囲にいっぱい迷惑かけて生きているのが「私」です。
いずれ、今、保育園の幼児たちに、自分が直接、間接にお世話になる日がくるでしょう。

 自分が気づかないだけで、たくさんの縁の中で生きています・・・
大きな「おかげさま」の中で、大きな仏さまの願いの中で、生かされ、生きているのが、「私」なのだと、しみじみ思います。

 

 
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