お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

昭和22年

2024年06月09日 | 雑感
 朝ドラ「虎に翼」で
佐賀出身の花岡判事が亡くなりました。戦後の食糧難の時代、特に都会では正規の流通では全く足りない中、闇米を裁く立場ゆえ、闇米を拒み、栄養失調での逝去でした。
 花岡判事の実在モデルは、
佐賀県白石町(しろいしちょう)出身の山口良忠判事です。
 判事としての信念を貫いて、昭和22年、33歳で亡くなりました。
 佐賀県白石町は、広大な干拓農地が広がる、田園風景の美しい町で、現在、米、玉ねぎ、レンコン等の一大産地です。いつも直売所は大賑わいしています。
 山口判事も故郷にいらっしゃったら、栄養失調で亡くなることはなかったでしょう。
 
 ちなみに夫は、山口判事が亡くなられた昭和22年生まれです。戦後間もない何も無い貧しい時に誕生した世代です。
 現代、少子化が話題になっていますが、今のような便利グッズも、有り余る食料も、出産補助も、子ども手当ても何もない時代です。
 戦争を生き抜いた親たちは戦争で亡くなった多くの方々の分も一生懸命生き、復興に尽くし、ご近所助け合い、子どもたちを育てました。
 辛抱強く、たくましく。
 その子どもたちが今は後期高齢者になり、日本で1番人口が多い世代です。
 豊かさ便利さに反比例して少子化なのがちょっと不思議な気もします。

 
 

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