お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

2024年8月の言葉 その2

2024年08月04日 | 仏教


 真宗の救いは
死んでからのことで、生きている私に何の関係も無い
と、誤解があるかもしれまん。
 仏教で言う本当の「ご利益」は
私がさとる(真実の覚者である仏に成る)ことです。
 残念ながら、煩悩だらけの私は、この身で、今、仏に成る(覚る=成仏する)ことは絶対できません。
 でも、阿弥陀さま(阿弥陀仏=阿弥陀如来)の願い=本願(全ての者を仏にしたい・覚らせたい)の願いに包まれていることは確かです。
それは私たちが、大切な人を思う心が、
目には見えないけれど、確かにある のと同じです。
 阿弥陀さまは、
私だったら、私の好きな特定の人を思う心と違って、
全てのものに、同じように
慈悲の心を注がれます。
 仏の慈悲に気づかなくても、手を合わせることが無くても
願われている私がいます。
 もう、すでに仏さまの願いの御手の中。
 これから
 死んでからではない。
すでに、救い(本願を身に受けて、仏となる身に定まる、仏さまとともに、安心して生きる)は、今でしょう!
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