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お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

組 巡番報恩講

2007年03月22日 | 行事・案内
 ウチの組(11ヶ寺)の巡番報恩講がきょうK寺さんを会所として、始まりました。「巡番報恩講」というのは、佐賀独特の行事らしいです。
 親鸞聖人の遺徳を偲び、私たちが仏法を聴聞する法要を「報恩講」と言いますが、その報恩講を組で寺順に会所を巡って厳修する法要が「巡番報恩講」です。

 ウチの組では、11ヶ寺が、東6ヶ寺と西5ヶ寺に分かれ、それぞれ1ヶ寺、計2ヶ寺ずつ法要がつとまります。だいたい春のこの時期です。(秋に厳修の組もあります)
 法要日程は、組によっても違いますが(3~7日間)ウチの組は5日間。

 法専寺は幸いなことに東6ヶ寺のグループなので、6年に1回会所当番が巡ってきます。西の5ヶ寺グループは5年に1度。「この違いは大きい」と西グループの坊守さん。 
 さて、東グループの兵庫町堀立のK寺さんが今年会所当番ということは、来年、ウチの寺が当番ってことなんです。

 よそのお寺さんへお参りに行くのは、美しいお荘厳(しょうごん・仏壇のおかざり)をながめ、おいしいお斎(とき・精進料理の昼食)をいただき、ゆっくりお聴聞して、楽しく、気楽なんですが・・・

 当番会所ともなれば、もう大騒動です。
 たくさんのお参り客をお迎えする準備に始まり、法要中は ご法話いただくご講師はじめ、内陣出勤(おつとめ出勤)にお出での他寺住職さん方、他寺からもお参りいただくご門徒さんの接待。 毎日100名近くのお斎作り・お茶接待。

 その間、会所当番の寺の坊守は、きちんと着物姿でお客さまをお迎えし、あちこち気配り(旅館の女将さんと似た感じ)。

 私が嫁に来て初めての法専寺巡番報恩講は、長女が1才の時だった。長女は私の母が、当時私の実家にホームステイしていたJan(オーストラリアの友人)と共に、直方から佐賀まで日参して子守りしてくれていた。
 
 私はお客様に気配りどころか、自分のことで精一杯。
 まだ、当時元気だった義母のそばで何が何だか分からず、ただ、ウロウロしていたような・・・

 あれから23年? 来年は4度目の当番。 いや、何回体験しても、やはり会所当番は、心身ドッと疲れます。
  
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