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お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

倶会一処

2011年03月23日 | 仏教
 3月10日に完成した、法専寺の合同墓です。
正面に倶会一処と刻んでいます。

 お彼岸のお参りにおいでた若い方が、
「『ぐかいいっしょ』って、どういう意味ですか
と尋ねてくださったので

彼岸中日法要で、住職が「倶会一処」の味わいを話しました。

倶会一処」は「くえいっしょ」と読みます。
仏説阿弥陀経に出てくる言葉です。

意味は、文字通り、

 倶(とも)に一つの処(ところ)で会う 

 人間としての いのち 終わった後、浄土で、皆ともに、仏と成って会う世界です。

 真宗では、墓石の正面に「南無阿弥陀仏」か「倶会一処」と刻みます。(「○○家」は下の方に入れるのが正式)

 この世で憎み合って
「あんなヤツと同じ墓に入りたくない
「あの人とまた、浄土で会うなんて、まっぴらごめんだ
と、思う方もご安心ください。

 倶に仏と成って会うのですから、生前の憎しみはありません。
仏(覚りを得た者)に、そういう煩悩は、もはや ありません。 
許し合って、喜び合って、再び会う世界でありましょう。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
広島ではよく見ました (ふくろう)
2011-03-23 17:11:43
特に、江田島では、墓石が全部これだったので、最初は驚きました。
返信する
安芸門徒 (法専寺)
2011-03-24 11:55:13
ふくろうさん

そうなんですね。
広島はご法義に厚い地ですから、ご門徒の皆さん、「倶会一処」の墓石なのでしょう。
返信する

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