浄土真宗本願寺派寺院に対して発刊されている「宗報」。
7月号の中に作家の奥田英朗氏の言葉が紹介されていました。
人生で一番難しいことは諦(あきら)
めることと赦(ゆる)すことである
仏教でいう「諦める」は
あ〜あ と努力放棄する 意味ではなく、
物事を私情を通さす、あるがままに見る、受けとめる・明らめる ことです。
この世を私の感情、私の都合のまま生きようとする時、私はより一層苦しみます。
苦しい中に、仏の教えを思い出すと、ほんのちょっぴり、ほんの少しですが、苦しみが和らぐように味わっております。
でも、私は感情もつ者。私の感性で物を見る者。
まことに
「あきらめる、ゆるす 」
は1番難しいことだと思います。