お寺のオバサンのひとりごと

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自力本願?

2011年02月20日 | 仏教
 住職が買ってきた雑誌「一個人」3月号は「保存版特集 仏陀の言葉」
 その後半に「仏陀の言葉を伝える現代の智者たち」で数名の方のお話が掲載されているのですが

 美輪明宏さんが

「南無阿弥陀仏」とは、「阿弥陀さま、いい子にしていますからどうぞ天国に連れて行ってください」という考え方で、
「南無阿弥陀仏」は、ヨチヨチ歩きの赤ちゃんのように全部他動的に全てを任せている状態
一方、「南無妙法蓮華経」とは、自分で小学校、中学校・・・大学院と進み卒業論文を書くような
自力本願の考え方。

「阿弥陀様に手を引かれて天国の門をくぐるのか、それとも自らの足で門の前まで行き、「開門!」と言って、扉を開けてもらって自分の足で歩いていくのか、後者こそ、まさに自力本願の教えです。

と書かれておられまして・・・

「南無阿弥陀仏」の教えをひどく誤解しておられる(ご存じない)のに、
「仏陀の言葉を伝える智者」として、堂々と紙面で論じておられるのに正直驚きました。

 
そもそも「自力本願」なんて言葉は、仏教に、ありませんから

コメント (6)
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