お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

死んでからでは遅すぎる

2009年09月25日 | 仏教
 先日「ZEN(禅)」という、曹洞宗を開かれた道元さんの一生を綴った映画をレンタルDVDで観ました。

 まさに「禅」・・・・「教外別伝・不立文字」(悟りの境地は、経典の文字のみで表せない。各自が体得するものである)
 ただ黙々と座禅する・・・
 ほとんど無音の・・・シーンと静まりかえった いい映画でした。
 ただ、あまりに静かなので・・・まじめに観ているつもりで・・・眠たくなる・・・

 只管打座・・・我執を離れるために、心身脱落、無心に座る

 私のような惰眠を貪る煩悩盛んな人間は、「只管打座」(しかんたざ) ならぬ 「弛緩ただ」  すみません、寒いオヤジギャグで・・・

 この映画でちょっと気になったセリフ 

 幼少の道元さんに対して、母君が、こういう主旨のことを仰る

 「今、巷では『念仏すれば、往生できる』という教えが流行っているそうだが、
死んで浄土に往っても遅かろう。
そなたは、この世で救われる道を学んで、人々を救ってはくれまいか

 はは~ん、念仏の教えは、死後の救いだけで、この世の救いは、何~も無い と誤解されているのかな

つづく・・・

 

 
コメント (2)
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