お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

彼岸中日に

2009年09月24日 | 雑感
 シルバーウイーク最終日の昨日は、秋分の日=秋の彼岸中日(お彼岸1週間の真ん中の日)
 昨日の佐賀は、時々パラパラ小雨模様。
暑くもなく、かと言って涼しくもなく・・・

 ちょうど、彼岸中日に合わせたように「彼岸花」が開花しました

 法専寺では、彼岸中日法要をお勤め。約80名くらいの方々にお参りいただきました。連休のご多用の中、法要の席についていただいた、ご門徒の皆様に厚く御礼申し上げます。

 昨日は、島根県のご出身で、佐賀にもゆかりのある(佐賀の鹿島中学や佐賀師範学校で教鞭をとられていた)方 で、数々の著書(「青色青光」「才市さんとその歌」等)を出されている
 
 川上清吉 師(明治29年~昭和34年往生)

について、住職がお話させていただきました。

 仏教讃歌に「芬陀利華」(ふんだりけ)という私の大好きな美しい曲がありますが・・・

 その作詞者が川上清吉さん、(作曲は山田耕筰さん)

 「芬陀利華」とは、蓮の花のことです。歌詞をご紹介します。

  よしあし《善悪》の 間(はざま)を まよい
 より処(ど)なき 凡夫(ただびと)すらや
 みほとけの 誓いをきけば

 おおいなる みむねをうけて
 現世(うつしよ)の にごりえに咲く
 かぐわしき 芬陀利華(しらはちす)かも

 世のひとの うちにすぐれて
 上もなき 人とたたえん
 みほとけの かくこそは告(の)れ 


 親鸞聖人も「正信偈」に著されているように 

 泥水(煩悩にまみれた汚れた世間)から、スーっとのびて、
 泥水一滴の汚れもつけず、真っ白な美しい花を開花する

 仏さまの教えに出逢った人 を 蓮の花に例えて、仏さまが、誉め称えてくださっていますよ という 歌であります。

 この歌は、「憶念」という仏教讃歌CD(本願寺出版社)に収録されています。 

 

 
コメント (2)
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