ヒューザー小嶋社長の証人喚問を終えて

まったく「想定外」の喚問だった。 宅建業法違反での刑事訴追を恐れた小嶋進証人は、証言拒否を数えきれないぐらい連発し、10月25日に偽造を知り姉歯氏との会ったことや、その後の10月27日に自社に集まった関係者に対して語ったことなど、すべてを「証言拒否」で通した。 昨日、いや今朝まで小嶋社長のインタビューや激白がＴＶや週刊誌で出ているのに、「偽証罪」がかかる証人喚問で事実関係は黙して語らず。「 . . . 本文を読む

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ライブドア家宅捜索はなぜ今晩なのか

突然、東京地検によるライブドアの家宅捜索が始まった。容疑は「企業買収で風雪の流布」証券取引法違反だそうだ。自民系無所属で昨年の総選挙に立候補した堀江氏は、小泉劇場の演出効果抜群のキャラだった。 『マネーライフ』という雑誌をライブドアの関連会社が買収を発表したのは04年10月のことで、実際には4カ月前に買収を終えていたという件が捜査対象となっている。証券市場のルールを保持するために、厳しく市場を . . . 本文を読む

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耐震偽造問題と通常国会の入口

２０日から始まる通常国会を前に、「耐震偽造問題」での証人喚問（１７日・衆議院国土交通委員会）と参考人質疑（１９日・同委員会）での予定が決まった。これ以上、国会でやる必要はない。捜査が始まった以上は、司直に委ねると言って「強制終了」をはかってきた与党も重い腰をあげたように見える。 　前回、国土交通委員会で証人喚問が行われたのは１２月１４日で、年末年始を挟んだとはいえ、丸１ヶ月も「お休み」していた . . . 本文を読む

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高速道全線建設こそ小泉政治の産物

鳴り物入りで大騒ぎした道路公団改革は、肝腎の部分を先送りしていたために「高速道路計画の全線建設」という自民党道路族から見ればパーフェクトな国交省方針となった模様だ。 　事業主の決まっていない１２７５キロを、１メートルの見直しすらなく建設し、採算が合わない箇所は、税金投入でつくるのだという。道路公団の債務４０兆円は、国の財政投融資を通して供給されてきた。郵便貯金・年金積立金など国民からの預かり金 . . . 本文を読む

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小泉靖国参拝と自民党総裁選

小泉総理の言動で、かつて問題となった発言は瞬発的だった。「自衛隊がいるところが非戦闘地域なんです」「人生いろいろ、社員もいろいろ」「（国債発行３０兆円の公約なんて）たいしたことない」と論理的に追いつめられると瞬発反応で乗り切ってきた。 　今年の年頭記者会見から、小泉総理の側から吠えた。靖国参拝について、中国・韓国からの批判、国内のメディアや自民党内の批判を「理解できない」として、「心の問題だ」 . . . 本文を読む

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生活保護を基礎年金並みにという暴論

いよいよ小泉構造改革の暴投が社会保障分野で始まった。今朝の毎日新聞は『生活保護費基準額下げ検討─厚労省「基礎年金並みに」』という記事を乗せている。年金問題の矛盾のひとつに、国民年金(基礎年金)は40年保険料を支払ってきた満額受給者でも66208円しか受給できず、人間としての最低限の文化的な生活を営むことのできる金額を満たしていないという問題がある。 その際に、生活保護費の受給額と比較してきた。 . . . 本文を読む

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障害者自立支援法のこれから

街を歩いていると車椅子で仲良く買物をしている横山さん夫婦と出会った。昨年の集会で約束して気になっていた厚生労働省との交渉について、さらに話を進めることになった。 すでに、障害者団体の方から16日の月曜日に厚生労働省交渉を行う旨、申し入れをしているそうで、私も立ち会うことにした。まだまだ、厚生労働省内部でも未決事項が多く、「障害者福祉は後退させない」と語った前厚生労働大臣の言葉を空文化しないた . . . 本文を読む

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新宿の夜は更けて

昨日は、第一回目のネイキッドロフトにほぼ満員のお客さんで、7時半から10時半までの3時間、魚住昭さんとの対論を行った。後半から、三上治さん(新宿憲法村)さらに、宮崎学さんも飛び入り参加して議論百出した。 1996年8月15日に魚住さんは、20年勤めてきた共同通信社会部の記者をやめてフリランスになる。一方で私はその3カ月後に、20年続けてきたフリーランスのジャーナリストをやめて国会議員となった。魚住 . . . 本文を読む

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青春の残影やどる街

寒い日が続いている。昨日は、小学校の同級生のお父さんが亡くなられて通夜に参列した。長蛇の列、そして焼香。子どもの頃、よく遊んだ友人に目でおくやみを伝える。 お寺に来てみて分かったが、ここは15歳から20歳までを過ごしたなじみの街だった。生意気盛りの高校生だった私は、定時制高校に通っていたこともあって、自活を志した。 物価が安くて暮らしやすい街で買い物を . . . 本文を読む

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魚住昭さんと話したいこと

以前に予告したように、明日９日午後７時からジャーナリストの魚住昭さんと対談をする。（新宿・ネィキッドロフトにて・詳しくはトップページ参照）　三連休の最後の日に、ディープな話し合いを重ねてみたい。 　魚住さんは共同通信の記者だった。東京地検特捜部を担当して、数々の事件を取材した体験から『特捜検察』という新書も書いている。「自民党・保守政治による長期的支配な中で、特捜部に宿る正義が権力の壁にぶつか . . . 本文を読む

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記録的大雪と気象異変

すさまじいドカ雪が日本海に面した各地に降っている。親しくしている秋田県や新潟県の知人に、昨日はお見舞いの電話をした。「例年、雪が積もるのは1月から2月にかけてで、12月にこんなに積雪が多いのは初めて。この雪が残った上に、例年通りの雪が降っても大変だし、さらに豪雪が続いたらと思うと心配です」とのことだった。 モンゴルに4年前に出かけた時、モンゴル政府環境大臣と会った。「モンゴルは高原の国ですが . . . 本文を読む

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耐震強度偽造問題の謎

年末年始を挟んで、「耐震強度偽造問題」の行方を考えてみたい。年末に国土交通省は、木村建設が国会に提出したホテルリストのうち「非姉歯物件」14棟に構造計算書の偽造はなく、耐震強度の不足もないと発表した。 早速、国土交通省を呼んで詳細な報告を求めたが、「現在の所、自治体から『問題がなかった』と報告を受けているだけで、それ以上の情報はない」とのことだった。「非姉歯物件」でも1平米あたりの鉄筋使用量 . . . 本文を読む

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小泉独善劇場とアジア外交

年頭の記者会見から挑発モードの小泉総理。靖国問題を外交とからめる中国・韓国に「理解できない」と何度も言い放った。その小泉総理自身、「小泉語」を都合よく使ってきた。私は、2001年11月の予算委員会で、「靖国参拝後」に日帰り訪韓した小泉総理が立ち寄った西大門刑務所跡公園で内外の記者団に向けて語った「お互いに反省し協力しよう」という言葉の真意を訊ねた。 その刑務所跡には、かつての日本が「植民地か . . . 本文を読む

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今、おおいなる転機

新年の始まりに、親しくしている人や尊敬している人、アドバイスをもらってる 何人かの知人・友人たて続けて会った。多くの人が、「これまでの自分の生き方、あり方」を変えようとしている。 仕事をやめて、いい年になって、これから大学に通う人。政治の道を断念して、創作の世界の小宇宙を構築しようとしている人。さらに、住まいを作り替えた人や、仕事場を変える人。 皆に、転機が訪れているようだ。私も「小泉政 . . . 本文を読む

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小泉政権続投の劇場シナリオ

世に勢いと呼ばれるものがある。今年のハチャメチャな「解散・総選挙」を大勝した小泉純一郎総理には、間違いなく勢いがあった。「攻撃は最大の防御」という例え話通りに、ガリレオ・ガリレイに自ら擬して「それでも地球はまわっている」如く「郵政民営化」をゴリ押ししたのだから、敵ながらあっぱれだ。 最近は、「小泉9月退陣・後継総裁レース」で政治マスコミは湧いている。しかし、昨年末の狂騒劇と見比べれば随分と地 . . . 本文を読む

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