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ツイッターを始めて4日になる。「うまくつぶやけるかどうか」と告白した通り、試行錯誤でやってきた。最初に驚いたのは、ツイッター開始して3時間ほどでフォローしてくれる人が1000人を超えたことだ。あまりもの勢いに、驚いた。現在は、2692人までなっているが、ブログ読者の4000人台に近づいてくれると期待している。

ツイッターを始める前は、「ブログを更新しました」ということを表示していくだけにしようと考えていたが、寄せられるメッセージを読んでいると、そうもいかなくなってくる。「保坂さんって親指シフターだったんだ」と言われると、つい頬がゆるんでしまう。

親指シフトとは、日本語ワープロが普及した草創期に富士通が開発したキーボード配列で、ローマ字入力よりも確実に早い。国会開会中でも、わずかな隙間の時間を使って『どこどこ日記』をアップしていたのも、この親指シフトで日本語入力をしていたからだ。ブログの記事、1200字程度なら急いで打てば10分とかからない。このスピードが「考えている時間」と「タイピング」の時間差を埋める。

だから、「親指シフト」のワープロから離れられなかった。富士通のワープロだけで20年間で14~15台購入したが、初めてPCを買ったのは03年で、富士通がモバイルPCのモデルを少量生産で発売をしたということを知ってからだった。このモバイルは長持ちして昨年の10月まで6年間酷使した。ついに寿命となって、日本にたった一軒だけ営業している青山の店で、ノートパソコンの親指シフト搭載機に切り換えた。

「絶滅危惧種」とも言えるほどの極少数の「親指シフト愛用者」だというだけで、何もかも飛び越えて友達になれるというのが不思議な感覚だ。「世の中の大勢」とは無縁に自分でいいと思ったら、どんなに少数になっても使い続けるというのが私の性格だ。別に無理をしているからではない。使いやすく、費用対効果が十分にあるから、普通のPCのような割引は一切ないが、元がとれると判断している。

 ツイッターでも同好の士が結構書き込みをしてくれた。「親指シフト」の逆襲の日も、そう遠くないかもしれない。


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