2011年9月号「で、子ども手当はどうなるのか」はこちら。
18日に行われた監査(正式には会計局会計事務指導及び実地検査)へのご協力、まことにありがとうございました。
毎日のように「出勤簿にハンコを押せ!」とくりかえしたのにはもちろん理由があります。知事部局では紙ベースの出勤簿は消え失せ、自分の端末に入力するだけになっているのはお伝えしましたが、あちらにしたって監査においては出勤データが最重要視されています。
なぜなら、監査を行う人間は職員の一人ひとりを把握しているわけではなく、その職員が
・病気などで休んでいないか
・雇用期間はどうなっているか
・出張にいつ出発して帰って来たか
などを総合的に判断する手段は出勤簿がいちばん、というかほとんど唯一の存在だからです。ハンコを記号に、監査員はわたしたちの職業的日常を見ているわけ。
事務職員の立場からすると、それほど重要視されている出勤簿がグダグダだと、こりゃあ他の書類も推して知るべしだな、と壮絶につっこまれることが予想できるので、出勤簿整理は監査対策における最優先課題。
だからうちの学区の事務職員たちが共同実施がらみで集まったときは
『いかにしてきれいに出勤簿を修正するか』
が真剣に語られたぐらいです。ちなみに、要録などでも使えるでしょうから紹介すると
1.電動砂消しゴムでざっと消す
2.ペンシルタイプの砂消しでていねいに消す
3.ふつうの消しゴムでその上をなでる
4.最後に、ツメでこすって光らせる
……だそうです(笑)。
今回の監査では、まず他校を圧倒する書類の量(特大サイズお買い物カゴ4杯分)で大うけし、他の学校がどんどん帰って行くのにウチの学校だけが置いてけぼり。劣等生の居残り気分。しかも「これでは○島の分まで手が回りませんね」と担当の女性監査員(独身)が
「すいませーん!○島の書類をお願いしまーすっ!」
と他の監査員たちに依頼。会場中が○島、×中の書類をチェックするという悪夢のような様相に。ううう。
予定時間を大幅に延長してようやく終了。
「たいへんですねえ」と監査員(くどいようだけど独身)。
「そう思ったら事務職員にもっと給料あげるように指摘してよ」
「そっちは担当じゃないんでぇ」
ああそうですか。
※画像は「猿の惑星:創世記<ジェネシス>」
1作目のラスト。チャールトン・ヘストンが怒りをぶつけるのが人間なのか猿なのかでもめた時代があります。シリーズの陰のテーマが人種差別であることは歴然。日本人に人気があるのは、そのあたりの苦みや痛みを感じないですむからかも。
ひとり(というか一匹)覚醒してしまい、人間の庇護を拒否する主人公(というか主猿公)シーザーの姿には、親元を去る哀しさがただよっているので『泣ける』という宣伝は嘘ではありませんでした。
エンドロールがはじまっても席を立たないこと。そう来たかあ、とうなるようなシーンが挿入されています。主演女優は「スラムドッグ$ミリオネア」のお姉ちゃん。悪役はなんとハリポタのドラコ・マルフォイ。
2011年11月年末調整号につづく。
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