おっとびっくり。これほど面白いとは。「パンズ・ラビリンス」につづいてギレルモ・デル・トロのセンス爆発。たとえハリウッドであろうが、自分のやりたいことをやりぬく根性がこの映画オタクにはあるのだろう。冥界からはじき飛ばされた鬼っ子(角があり、ちょんまげ結ってます)が、人間界でどう生き抜くか。失恋してグジグジするあたりがかわいい。
メジャーな役者は老科学者を演じたジョン・ハートだけ。あ、ロン・パールマンは「薔薇の名前」の猿男でしたか。ひたすらギレルモ調を拝見するしかない140分。能天気なアメコミの映画化でありながら、血の色と機械油の匂いがむせかえるようだ。こりゃ、続篇と「ホビットの冒険」も期待できそうだっ!
来月「永遠のこどもたち」が山形で公開。三川でやるわけないか☆☆☆☆
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