事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「六とん2」 蘇部健一著

2008-12-23 | ミステリ

Rokuton2 「六とん」とは「六枚のとんかつ」の略。1は衝撃的なまでにバカバカしい作品だった。大笑いしたっけなあ。続篇もつくづくバカでうれしい。1作目で徹底的に本格原理主義者たちから叩かれまくったという話は愛川晶の解説で初めて知る。しかもこの解説も微妙な(少し同志愛的でもあり、いっしょにしないでくれと主張しているようでもある)のでまたしてもうれしくなる。

ひとつネタバレだけどどんなのだか紹介しましょうか。ある人物が横浜スタジアムで殺害される。その死体はスタジアムのある方角を指さしていた。そのダイイング・メッセージの意味するところは?彼が指さしたのは観客席であり、そこにはYOKOHAMAの文字が……彼の奥さんは浜陽子という名前だったのだ。

あ、怒らないでー☆☆☆★

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「クドリャフカの順番」 米... | トップ | 「おれたちの街」 逢坂剛著 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ミステリ」カテゴリの最新記事