事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

出羽大橋

2008-05-21 | まち歩き

Dewaoohashi2 酒田市の国道112号で、最上川の最下流に架かる出羽大橋の新橋が完成し、開通式が18日、現地で行われた。
 出羽大橋の旧橋は、1972(昭和47)年に完成。庄内空港と酒田市街地を最短距離で結ぶほか、市街地と土門拳記念館、東北公益文科大などの文化教育施設をつなぐ重要路線だ。しかし、交通量の増加に伴う恒常的な渋滞が問題になっていたため、県が95年度から、旧橋との4車線化を見据えた整備事業に着手した。総事業費は約170億円。
 今回開通した区間は1250メートルで、全幅13メートル。路肩を設けた2車線で、片側に幅4.5メートルの歩道を整備した。これに伴い、旧橋は18日から全面通行止めとし、リニューアル工事に入った。4車線の開通は、2012年度までを予定している。
(山形新聞2008年5月19日付朝刊より抜粋。写真は荘内日報より)

……これ、地元では大ニュースです。記事にあるようにとにかく渋滞がひどく、両岸の住民を常に苦しめてきた区間なので文句なく朗報。下流側に幅広い歩道が整備され、木製ベンチ付の休憩スペースが二カ所も設置されている。自転車通勤している某銀行員が「うわー、オレのためにここまでやってくれちゃって」とかましていたが、透明な防風柵(冬は上に伸びるとか。さぞや白鳥たちは激突することであろう)が用意されていることを考えても、「路上のルール」でふれたように、スカートのなかが丸見えになりがちな女子高生たちのために決まってる。

 酒田という町は、奥州藤原氏の家臣団(三十六人衆)が宮野浦に移り住み、のちに最上川対岸の砂浜を開拓してつくった歴史がある。だからこの橋はその歴史をきれいにトレースしているのだ。

 出羽大橋ができる前のことを、わたしはかろうじておぼえている。子どものころ、前任校近くの親戚に遊びに行ったときに、渡し船の発着所まで案内されたことがあったので。夕暮れに通勤通学の人たちが、自転車やバイクとともに無蓋の渡し船に乗りこむのを飽きずに眺めていた。現在の渋滞を考えると、時代は変わったんだなあと実感できる。

それにしても、4車線になるまでにあと5年もかかるんじゃ、わたしはその恩恵を受けないままに転勤することに……まだいたりして(T_T)。

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