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事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

どうする家康 第13回 家康、都へ行く ~追悼坂本龍一

2023-04-03 | 大河ドラマ

Ryuichi Sakamoto Trio Sweet Revenge

第12回「氏真」はこちら

今回のタイトルはどう考えてもフランク・キャプラが監督してジェームズ・スチュアートが主演した「スミス、都へ行く」Mr. Smith Goes to Washingtonをいただいてます。

「龍馬伝」のある回が「龍馬の休日」というタイトルで、まるで坂本龍馬が階段でジェラートを食べるのかと笑わせてくれたのに似て。

ミスタースミスは青雲の志を抱いてワシントンに向かうが、家康の場合は愚昧な将軍である足利義昭(古田新太)に京に呼びつけられ、明智光秀(おお、「検察側の罪人」のンパッ!の人)酒向芳から田舎者扱いされるというお話。

意図的にこれまでの大河のキャストをひっくり返している。「麒麟がくる」の滝藤賢一の足利義昭は気の弱さがうかがえて味があったが、古田版義昭をそれはもうひどいひどい。逆に「いだてん」の金栗四三役の中村勘九郎は朴訥そのものだったが、今度の商人役はのちの展開を考えると……

いずれにしろ、都には狐狸の類いが割拠しているのであり、主人公はひたすらに苦労することが暗示される。

お風呂あがりのわたしに、妻が

「ショックをうけないでね」

「どうしたの?」

「坂本龍一が死んだわ」

……闘病していることは知っていたので、驚きはしない。しないけれども、やはり寂しい。

YMOの仕事や「戦場のメリークリスマス」は本当にすばらしかったし、「千のナイフ」などの初期は今聴いても先鋭的だ。でも、あの人の基本線は、けっこうポップな体質だということではなかったか。美しいメロディが、どうしても頭に浮かんでしまうのだろう。ああ、寂しい。

第14回「金ヶ崎でどうする!」につづく


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みこ)
2023-04-04 01:01:47
寂しいですね。
音楽番組で、坂本氏の特集してくれないかな。
彼の作曲だけでなく編曲(大貫妙子作品とか)含めて。
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まったくです。 (hori)
2023-04-04 22:11:33
大貫妙子の「カーナバル」で、彼のアレンジワーク
の素晴らしさにびっくりしましたもん。
返信する
Unknown (みこ)
2023-04-05 22:15:46
カルナバル、黒のクレール、雨の夜明け、若き日の望楼、風の道、、、
最高の二人の芸術です。
今車で聴きまくっています。
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だけど。 (hori)
2023-04-05 23:05:47
清水信之さんのもすばらしいんだけどね(笑)
あの頃の大貫妙子は無敵だったなあ。
返信する

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