事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

明細書を見ろ! 09年5月号~通勤の謎PART1

2009-05-25 | 明細書を見ろ!(事務だより)

Mapfannet01  09年2月号はこちら

転勤しても、いつもどおりの「明細書を見ろ!」シリーズ。
ネタが使いまわせるので楽っちゃ楽ですが。

 明細書をじっくりと読みこんでもらうために、みなさんの給与がどんな具合になっているのか検証していきましょう。

 第一回は年度始めだから通勤手当。異動がからむのでこの時期に認定は集中します。

 むかしから山形県職員だった人(気を使った表現)は気づいているかもしれませんが、前の通勤届は「山形県教育委員会教育長」に向けて書かれるものでした。ところが今は「学校長」宛です。

 これは、こむずかしい理屈はともかく、認定権が学校に委譲されたためです。前は学校を経由して教育事務所の給与係に通勤届が送られ、審査の結果「オッケーです」の連絡があってはじめて手当がもらえるルール。でもいまはそんな手間もなくなりました。学校で直接端末入力します。

 ところが。

 権限が学校に下りてきたために、やたらに監査でチェックされるようになったのも事実なのです。わたしも何度か経験がありますが、監査会場で監査委員が例外なく持ち出すのが電子地図ソフトを使った計測結果。知事部局で試しにそのソフトを導入したら、通勤手当の返納が相次いでしまったのは(事務職員の業界では)有名な話です。

 さて、それではネットで検索した結果が正しいとするなら、どうしてわざわざ職員に計測させるのでしょう。

 このあたりの、コクのある話は次回に

※読者によれば、どうやら同じ山形県内でも通勤届の扱いは違うらしい。教育事務所の考え方の違いが反映しているのだ。コクがあります。

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