事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「喧嘩(すてごろ)」 黒川博行著 角川書店

2017-11-23 | ミステリ

疫病神シリーズのいまのところ最新作。

前作で文字どおり「破門」されてしまった桑原と、商売が先細りの二宮コンビは相変わらずへらずぐちの応酬で笑わせてくれます。

黒川の作品がリアルだと思うのは、金の部分。二宮の預金残高とか、しのぎの相場とか、ああそうなんだろうなあと読者を納得させる額なの。

よもやこのシリーズが映像化されることはあるまいと思ったら、なんと佐々木蔵之介主演で映画化。ところが、二宮役が関ジャニ∞のあいつですから、ちょっと二の足を踏む。他に誰かいなかったのかなあ。

でまたこの作品には悪ーい学校事務職員が出てくるんですよ。いいぞ!

「泥濘」につづく

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2 コメント

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Unknown (大阪支社長)
2017-12-04 14:39:59
学校事務職員で異常反応して読みアップしました。
いろんな職業をどう描くか、特にギャンブラーや世間に認められていないのをどう描くか、に目が行きましたわ。
がんばってついていきますわ、読破してアップします。
山形も「支社長」なら、本社はどこなんですかぁ((+_+))
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そういえばそうですね。 (本社の星)
2017-12-04 18:35:04
本社っていうか本家、あるいは元祖。
わたしが好きなのは「先代」ですけど(笑)
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