事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

「祝祭のハングマン」中山七里著 文藝春秋

2023-08-31 | ミステリ

ある建設会社の課長3人が次々に不審死。はたして事故か殺人か。課長のうちのひとりの娘が警視庁捜査一課の刑事。関係者だから当然捜査から外される。娘はそのことに不満たらたらで、あろうことか単独で捜査を開始して……

とにかくこのヒロインにはイライラさせられっぱなし。自分を抑えることができず、まわりに迷惑をかけては自己嫌悪に沈む、その連続なのである。これで捜一の刑事なのか。やれやれ。

刑事を辞めた壮絶に優秀な探偵がメインキャラクターではあるけれど(おそらくモデルはホロヴィッツのホーソーンだ)、そちらもどうもうまく機能していない。手練れの中山七里にしては残念な。


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