中年の教員ドラクエファンたちの泣き言の数々。
「“ふっかつのじゅもん”をミスって何度泣いたかなあ」
「オレなんか無くさないように教務手帳に書いてたぞ」
「魔王に『世界の半分をゆずってやるから』って誘いに思わず『はい』って答えちゃった自分の心のどす黒さにはほとほと呆れた」
「オレなんかオレなんか、テレビの前にノート開いて宝物のありか『西へ3歩・南へ5歩』とかメモるだろ?そしたらさー、看護婦やってる女房が、出勤前に『バカ!』ってそのノートに殴り書きしやがってよー」
……ドラクエがブロックバスターの地位を築いたのはⅢからというのが定説。発売時の狂騒は今も語り草。いかにⅡが面白かったか、ってことでもある。あの、やたらに強力なラスボスにはわたしも衝撃を受けたっけ。プラットフォームがファミコン→スーパーファミコン→プレイステーションと移り(その時点で最も強力なハードにソフトを提供する、これがエニックスの流儀。要するに勝ち馬に乗れってこと)大ヒットを連発してきたドラクエで、わたしのお気に入りはⅤ。戦ったモンスターが“ごくまれに”仲間になる、というシステムは最高だった。キラーマシンを二体も仲間にできたときはうれしかったよー!……と、このようにマニアックになりすぎたこともあって最近のゲーム業界は沈滞の極み。ライバルだったスクウェア(ファイナルファンタジーの会社ね)を吸収合併し、業界代表として今回のドラクエⅧはどんな戦法を持ち出したか。
いやー歴然としてました。要するに『初めてゲームをするような人=ライトユーザーが楽しめる』ように細心の注意がはらわれているのだ。「あー先に進めねー!」と途中で放り投げたくなる事態にはめったに出くわさない。それはそれでヘビーユーザーには不満もあるだろう。でも彼ら向けには、とんでもないところに宝箱があったり、錬金釜というディープなネタが用意されていたりもする。さすがビッグタイトル。
気が早いようだが、ドラクエⅨがどのプラットフォーム対応かは一大事件。プレステ3だとすれば、次世代DVDの規格争いでブルーレイ陣営への圧倒的な……あ、またマニアックになってしまったー。
※これ、2005年のネタ。結果としてDQⅨはDSでの発売。エニックスの、要するに勝ち馬に乗る方針にゆるぎはなかったわけだ。
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