事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

学校の「当たり前」をやめた PART1

2019-09-02 | 受験・学校

大げさではなく、業界騒然。ある公立中学校の校長が実現した

・宿題の廃止

・クラス担任の廃止

・中間、期末テストの廃止

……そんなことができるのか?と、この業界に長ければ長いほど思うはずだ。可能だったとしても、それが職員や保護者、そして生徒の支持を得ることができるのか。

“改革”を推し進め、この書を著したのが千代田区立麹町中学校の校長、工藤勇一氏だ。テレビなどでも紹介されたのでご存じの人も多いだろう。

あまりにもその内容が過激に見えるので、おそらくは極端な原理主義者か、楽天的な理想主義者、あるいは“アイデアマン”なのかな、と身構える人も多いと思う。この業界におけるアイデアマンとは、一種否定的な評価と同義だから。

彼の履歴を【著者紹介】から引いてみよう。

1.1960年生まれ

2.山形県鶴岡市出身

3.東京理科大学卒業

4.山形県公立中学校教員

5.東京都公立学校教員

6.目黒区教育委員会勤務

7.新宿区教育委員会指導課長

……そして、現職に至っている。そう、実はわたしと生まれた年もいっしょなら山形県庄内地方の出身なのもいっしょ。そしてなにより、彼が山形県で新規採用されて勤務していたのは、わたしが7年間も勤めていた中学校なのだ。

じゃあ知り合い?……全然(笑)。しかし工藤氏のその頃の同僚がいまの学校にいて、この騒ぎになる前に麹町中学校に研修に出かけている。旅費はこういう時に使わなきゃ(配当予算じゃなかったので言えるんだけど)。以下次号

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