事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

職員室でお菓子を 最終回~東根菓子舗のおまんじゅう

2009-05-18 | 受験・学校

C29abad3  12皿目「鮎せんべい」はこちら。長かったこのシリーズも最終回です。

ほら、例の厚生部でお菓子、にしても、パ-トの皆さんからも集金はしてるのに、お菓子を出す放課後にはその人たちは帰ってていないんだよ。

忘年会関係では、「毎年幹事で・・・・・」と嘆く、あるいは達観している講師の人たちが。でも学校ってなかなか変わらないんだよね。いろんな勤務形態の職種がどんどん増えている割に。

……学校が、児童生徒と直接に向き合い、日々サービスを提供する教員がフロントマンであるのは当然のことだ。でも同じ意味で、他の職種にしても【縁の下の力持ち】と評価されて違和感を覚えないかといえばそんなことはない(いるんだよね面と向かって“縁の下の”と決まり文句のように形容する人って)。

 事務職員にしても養護教諭にしても技能士にしても調理員にしても非常勤講師にしても学校栄養士にしても、えーと酒田市でいえば学習支援員にしても生徒指導推進協力員にしても図書整理員にしても事務補助員にしても、そして管理職にしても学校という存在のために力をつくしている。

 でも教員以外の理屈がどうして忖度されにくいかといえば、まずは数がそれぞれ少ないから。これはまちがいない。同時に、教員のフロントマン意識はやはり強く、“がんばっている自分にまわりは奉仕して当然だ”という思いが抜きがたくあるのだと思う。なんか、挑発的な発言ですけど。

 でも、それでは事務職員はどうだろう。他の職種のことをちゃんと思いやっているだろうか。そりゃ、教員のことは思いやっているよね。なにしろ「先生方」なんて呼称をいまだに使っている人も多いし。でも他の少数職種のことは?

 事務職員は確かに学校では少数職種だ。でも行政職という、いわばわかりやすい職業でもある。職場は違っても世の中にはたーくさん行政職の人間がいる。そんなわたしたちは、上にあげた職種の悩みを理解できているだろうか。その想像力こそが、今の学校に必要とされているんだと思う。

そんな想像力をはたらかせれば、職場のほとんど全員からお金を集め、その金でお菓子を買って放課後に食べているという事実が、いかに“職員室中心主義”なのかに気づくことと思う。

職員室は確かにスタッフルームであり、教員室だ。でも、スタッフは職員室以外にたくさんいるのだと、わたしたちは常に意識していなければならないのだと思う。とりあえず、いい大人が職場でお菓子食ってんじゃねーよ。百歩譲って、食べるんなら自分の金で買え!(^o^)

【職員室でお菓子を・おしまい】

画像は最終回記念。酒田人にはこのまんじゅうがないと怒る人がいる(葬式のときだけど)。東根菓子舗のおまんじゅう。ホントに怒る人がいるんですよマジ。

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