事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

恩田陸三昧 その3「私と踊って」 新潮文庫

2020-04-06 | 本と雑誌

その2「錆びた太陽」はこちら

短篇もすごいぞ恩田陸。星新一系のショートショートもあれば、東京が次第にディストピア化する「東京の日記」のようなハードな作品もおみごと。

民間会社でOLの経験があることが、自分の作品をどうプレゼンするかということへの意識付けになっているんだと思う。読者を楽しませようという意欲がひしひしと感じられる。そりゃ、本屋大賞を二回もとるわけだ。

執筆する量にまで意識的なこの作家は、これからもっともっとすごい作品を書いてくれるのでは?

その4「EPITAPH東京」につづく


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