2020年11月号「人事委員会勧告2020」はこちら。
さあボーナス。
今日支給された期末勤勉手当には「基準日」というものがあり、それは12月1日。6月2日からこの日までの勤務状況が反映される仕組み(夏のボーナスは6月1日が基準日)。人事委員会の勧告にしたがって0.05月分を削減するとすれば、この基準日までに県議会で条例を可決しなければなりませんでした。
で、県議会の開会はその12月1日。初日にいきなり採決するつもりかと思ったら、わざわざ11月中に臨時会まで開いていただいたのでした。ありがたいありがたい。
辛気くさい話はともかく、近ごろ酒田では
「ペイペイ!」
というとぼけた音がいたるところで鳴り響いています。PayPayはご存じのようにソフトバンクとYahoo!が合弁して立ち上げた電子決済サービス。ここが酒田市と組んで
・対象店舗でPayPayで支払うと30%相当のポイントがバック
・月額10000ポイントが限度
というサービスを10月から3ヶ月間繰り広げているのです。ざっくりと言えば、三ヶ月間は3割引きで買い物ができると。33334円使えば1万円かえってくるぞと。
市民熱狂。というか酒田市民以外も酒田に来てPayPayする人も多いらしく、酒田市が用意した当初予算2億4千万円を軽く突破しています。おかげでチャージするセブンイレブンのATMが混む混む。
新型コロナウイルス感染症による経済の落ち込み対策と、非接触型決済方法の普及のためという目的で始まったサービスですが、少なくともわたしのまわりでこのサービスを利用していない人はほとんどいません。
「スマホを持っていない人に還元されないのは不公平だと思うわ」
と言っている妻自身もガラケーからスマホに変えてPayPayしているし(笑)、
「セブンイレブン〇〇店のおばさん店員はPayPayを使うとクチで“ペイペイ!”と返してくれる」
といった某お好み焼き屋の「ぽんぽこぽーん」みたいな都市伝説すら。
この会社の急成長には徹底したキャッシュバックが背景にあり(他の決済サービスを蹴散らすため)、なるほど酒田市も組む相手としてメリットが大きかったのかも。
ただ、おかげで酒田市では県が始めたGo Toイートのチケットがあまりはけないという事情もあって、売り出したヤマザワの店員に
「まだ残ってます?」
と訊くと
「残ってるんですぅ」
と嘆いていました。こちらは25%だし、対象店舗も少ないから仕方ないかな。
わたしもゲーム感覚でPayPayしているけれど、娘から
「お父さんが、ああいうのにはまるとは思わなかった」
と指摘されてオロオロ。どんな父親だと思われていたんだろう。
PART2「勝負服2」につづく。
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