「さよならドビュッシー 前奏曲」はこちら。
殺された三人の女性。共通点は、死体から子宮が抜き取られていたこと。
異常な性癖を持つ犯人は逮捕されているが、3人目の事件だけは否定する……まず、この異常者が魅力的なんですよ。誰もが死刑を回避するための行動だと予想するのに、しかし彼の独特の倫理観によるものだったとは。
死姦してから子宮を切除する異常者に倫理もへったくれもないとみんな呆れるが、それなりに理屈は通ってる。科捜研と敵対する(のではないのだが)民間の鑑定人、氏家京太郎が初めてメインをはったシリーズ開始。
これまで、御子柴弁護士の無茶な依頼に完璧に応えてきた氏家は、愚直な鑑定で意外なラストに突き進む。中山ワールド全開。続篇希望……って必ず書くんでしょうけど。
そしていよいよ「さよならドビュッシー」につづく(笑)
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