60年代後期の映画はやはり古びた。リチャード・ウィドマークの(常にタバコをくわえている)渋い演技は泣かせるが、ドン・シーゲル監督といえども古くさい感じはぬぐえない。男は帽子をかぶり、女がパーティに手袋をしていた時代。悪役のイメージの強いウィドマークは、しかし好々爺として93年の天寿を全うした。
実に紳士的な人物でもあったようだ☆☆★★★
60年代後期の映画はやはり古びた。リチャード・ウィドマークの(常にタバコをくわえている)渋い演技は泣かせるが、ドン・シーゲル監督といえども古くさい感じはぬぐえない。男は帽子をかぶり、女がパーティに手袋をしていた時代。悪役のイメージの強いウィドマークは、しかし好々爺として93年の天寿を全うした。
実に紳士的な人物でもあったようだ☆☆★★★
で観たんだと思う。
ドン・シーゲルとウォルター・マッソーで面白くないわけがない!
……面白くなかったんだー。
こっちの事情だったのかなあ。
TSUTAYAの発掘良品は、かなりいいところをついていて、
まことにけっこう。
おお、なんと「デッド・ゾーン」がっ!絶対見ろよっ。
おや?「クライング・ゲーム」「アウトロー・ブルース」
「バウンド」「パニック・イン・スタジアム」(原題が大好き)
「テレフォン」(シーゲルではこっちの方が面白い)
「刑事マルティン・ベック」(アメリカではマッソーがベックを)
までが発掘されてんのかっ。
おまけにペキンパーの「戦争のはらわた」(邦題として満点)
までっ!
でも、世評高い「ギャラクシー・クエスト」「ポイント・ブランク」
はダメだったんだよなー。やっぱり体調の問題だったの
かしら。
無縁じゃないかも。
同じ政治でも、冷戦がらみだと一気に映画的題材
になるので「テレフォン」はおすすめかもね。
ドン・シーゲルにとって撮りたい題材だったかは
疑問だけど。
ちゃんとスーツを着たチャールズ・ブロンソンが
かっくいいのに驚くはず。
ただ、歌のうまさがディナーショーでしか活かされなかったのは残念かも。いい声だもんねえ。
「わからない」シリーズは、メジャーな作品にいちゃもんをつけるから存在理由があるわけで、「突破口!」はなあ(笑)