「高校入試」篇はこちら。
表は2012年の北米興行収入。なんと史上最高の売り上げだったのである。3Dがどうしたとか、さまざまな要因が言われているけれど、つまりはアメコミヒーローの年だったのだ。
アイアンマンがいて、バットマンがいて、スパイダーマンまで。だいたい「アベンジャーズ」の気が遠くなるほどのヒットは、日本にいては理解できない出来事でしょう?ラストのダイナーのシーンだけは爆笑させていただきましたが。
同様に、日本ではまったく受けなかったトワイライトシリーズやハンガーゲームがあるから史上最高にまで達したのだろう。でも、だからこそ日本では厳しい商売がつづいている。とにかく洋画に客が入らないのだ(邦洋比65.7%:34.3%)。
それはこれからもしばらく続く。めずらしく日米ともにドル箱だったハリー・ポッターが終了し、日本ではうけなかったけれどもバットマンも飛び去った。スーパーマンの新作がやってくるとはいえ、彼はアメリカンウェイしか守護してはくれない。
「テッド」のように絶対に日本ではヒットしないといわれていた作品に人が集まっているのはいいとして、はたして洋画の復調はいつのことになるのかなあ……。
次回は国内興行収入篇。
そりゃあワーナーもあせるってもんです。
ブームが去ってすっかり忘れていました。