そのむかし「深夜の人たち」で特集したように、十代から二十代前半にかけて、わたしはラジオを聴きまくっていた。これはわたしだけではなくて、いまの四十~五十代の人の大半がそうだったはず。
受験勉強をしながら、あるいはするふりをしながら「ビートたけしのオールナイトニッポン」や「ナッチャコパック」(追悼野沢那智)を聴いていた層がそのままいまの中高年なのである。
わたしたちよりも下の世代にしたって、とんねるずやナインティナイン、あるいは伊集院光やコサキンに耽溺しているおぼえはあるはず。でもその下はよくわかんない。
はたして若い連中にとって、ラジオはどんな存在なのだろう。なにしろ、いまのラジオ(少なくともAMの)は、タクシードライバーや主婦層が聴くものというイメージ。わたしのころは聴取率的に苦戦していたTBSが、テレビでは苦戦しているくせにながーいことトップの座にいることをどれだけの人が知っているだろうか。
でもいま、わたしはラジオをふたたび聴きまくっているのだ。なぜかというと、主要な音楽供給源だったMDレコーダーが壊れ、その後パソコンのCDドライブもぶっ壊れたので、クルマで聴ける(少なくとも新しい曲を聴ける)のがラジオだけになったから。なんて生活だ。
で、聴き続けていると……面白いですなーラジオ!ってことで今回から不定期にラジオ特集開始。題して「ラジオと二人」よろしく。
さて、特集第一回目はどの番組にしようかな、と考えていたところに思いもよらないニュース。
Tokyo-FMの朝番組「Oh! Happy Morning」で弾けていた御影倫代アナが、旦那の海外転勤にともなって番組降板とか。長野から出てきてブレイク寸前だったのにテキサス行きとは。なんてことだ……。子宮頸ガンなど、どんな暗い展開になっても、適度に下品に、適度におバカにふざけまくってくれた彼女が。そして意外なほど(失礼)美人だった彼女が。
か、哀しい。「ラジオと二人」、前途多難なり。
気を取り直してPART2「拷問タイム」につづく。
会社の制作部(デザイン部)は常にFM山形が流れてますが、
BGM的に流しているのでそんな事とは知らなかった。。
(青春キャンパスの「天才秀才ばか」やコサキンは録音して
よく聞いてました。音楽番組のサーフ&スノーも好きでしたね。)
これでピストン西沢までいなくなったら
「ラジオと二人」なんて企画は吹っ飛ぶなぁ。
FM山形だけでなく、午後4時半からは
グルーブラインZをハーバーラジオで聴いてね。