今さら、って感じ。読んでから観るべきだった、とつくづく思う。どうも興がのらないのだ。意表をつくことだけに血道をあげているような展開は、ちょっと安手の印象すら。映画の方が原作の読者向けにうまく脚色をしていることがわかる。
最大のアイデアは『キリストの子孫が現存していて、しかもそれがヒロインだった』というどんでん返しが、原作では「あ、そう」という程度の扱い。映画と文学は違うとはいえ、わたしははっきりと映画の方が娯楽作として上等だったと思う。まあ、原作のねらいはエンタテインメントというより情報提供だろうから……
この主人公にトム・ハンクスをキャスティングするとは☆☆☆
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