「テレビ朝日」篇はこちら。
最近露出度アップの藤田憲子と島倉千代子。お互い「人生いろいろ」なところはドッペルか。
……3.5Dp。わたしは今回の若貴騒動にもうんざりだ。花田勝氏(相撲界を出た途端、こんな呼び方で突きはなすシステムもなあ)が相続放棄をしたことで収束に向かうとの見方もあろうが、週刊誌同士の代理戦争と化したこの泥沼はそう簡単にはおさまらないだろう。他人の財産で騒ぐってのも下品な話よのう。
「宮沢りえの逆襲」で特集したように、わたしはこの一家を、特に貴乃花を蛇蝎のように憎んでいる。彼らの最盛期、二子山部屋の力士たちが我が物顔で闊歩していたころを考えてみてほしい。相撲界にガチンコ勝負を持ち込み、ハードな練習をこなして八百長うずまく旧弊な業界に革命を起こした……今思えば笑止千万な評価。一種の神事であった相撲にスポーツ的要素を求める方がまちがっている。おまけに、師匠と弟子であることを選んで親子の縁を絶ちきったが、親方とその奥方は陰で息子たちの精進に涙を流しながら支えたあたたかい家族愛のストーリーとか。ふざけんじゃねーっ!(笑)
かつて日本中の涙を誘った美談が、いまや財産目当ての骨肉の争いになり果てているではないか。しかもネット上では誰と誰が実は親子で、あいつとあいつは実は兄弟……だの余計な騒ぎが。だいたいガチンコ勝負ったって“注射”をやっていたのが自分たちであることを、弟の方がお人好しにもばらしているんだからしようがない。晩節を汚したなあ先代。
おそらくこの一家は、日本中から注目を浴びることに慣れ親しむうちに、常識のタガのようなものが外れてしまったのだろう。特に弟の方は、肥大した自意識がもはや制御できない地点まで来てしまったのだと思う。だってさー、あの目を見てよ目を。どっか行っちゃってるって絶対。“自然に70㎏やせました”ってのも腹が立つ(笑)。ということで目ドッペル。
貴乃花と、おなじみToshiの【目】。
……三年が経ち、兄弟のその後はなかなかに複雑だ。兄は愛人がらみもあって離婚。弟は相撲協会内の反体制派としての発言をくりかえしている。母親も含め、誰が幸せをつかんだかはよくわからない。なによりも、こうして注目され続けていることに、あの一家はまだまだ意識的なのであろう。その意味で、この一家は日本でいちばん有名な家族と、まさしく相似をなしている。
次回は韓流特集です。
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