事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

軍師官兵衛~第二十三話「半兵衛の遺言」

2014-06-08 | テレビ番組

Wolverinesamuraiimg01 第二十二話「有岡、最後の日」はこちら

前回の視聴率はいきなり跳ね上がって16.6%。日曜夜の日テレ鉄板番組群相手に大健闘。DASH村のアキオさんが亡くなったのは本当に哀しいけれど。にしても、あの村が浪江町にあったことこそ、テレビというものが意図せざるところで何かを表現する媒体なんだとつくづく。

さて今回は、官兵衛のリハビリと村重一族根絶やしの巻。

ご当地ドラマとして有馬温泉は狂喜しているだろう。どんな宣伝よりもこの回は効果的。全国の膝を痛めた方々がこれから殺到することでしょう。半兵衛の軍配を受け取った途端すっくと(というほどでもないけれど)立ち上がる官兵衛に、思わず「クララかお前は!」と盛大な突っこみがあったことと思います。

「X-MEN フューチャー&パスト」のために、見逃していた「ウルヴァリン SAMURAI」をチェック(わたしはいいお客)。福島リラよ、あんたはヒュー・ジャックマンというものがありながら濱田岳に乗り換えたってことね。ストライクゾーン広いなあ。

村重は今回も目の前で一族が殺戮されるなど、信長の執拗な成敗に苦悶。魔王となった信長を、もう誰も止められない。

どうも「軍師官兵衛」においては、信長の残虐さが遠慮なく描かれていて、これはどうも何かの伏線なのかと思わせる。いったいなぜ官兵衛は信長に“許す”などと放言されなければならないのか。

後代に生まれた人間の特権だから言わせてもらえば、はたして信長が本能寺で生き延びていたとして、いったいどんな治世を行っただろう。

少なくとも家康が構築した幕藩体制ほどには保たなかったはず。元気なときですらこれだけ猜疑心の強い男が、老齢となったら(有能な子に恵まれなかったこととあいまって)、家臣を信用せず、こびへつらう連中だけが生き残って倒されるか、あるいはやはり家臣に反逆されたことと思う。光秀の登場は不可避ではなかったかと。

まあこれは、信長よりも家康、カエサルよりもオクタビアヌス西郷隆盛より大久保利通が好きな男の放言にすぎないんでしょうが。

今回の視聴率は、さすがに好調はつづかず、15%台に落ち着くと読みました。

第二十四話「帰ってきた軍師」につづく

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